水槽・設備

GEXグラステリアスリム600水槽を使用してみてのメリットとデメリット

主にメインでグッピーを飼育しようと数年前にGEX(ジェックス)グラステリアスリム600を購入しました。

当初30㎝の同メーカーを使ってましたが60㎝に買い替えた次第です。変更した理由と、メリットやデメリットを書いていくので参考になればと思います。

GEXグラステリア300 6点セットを購入して失敗

我が家には小さな子がいまして、出来れば高いところに設置して簡単に触れないようにしたい。そう思って最初に選んだのは同じメーカーのグラステリア300セットでした。

とりあえず問題なく飼育できれば簡単な設備で良いと思ってたのでこれで十分。置きたいところは対面キッチンの僅か20㎝程の細い場所、必然とスリムな設計になりました。サイズは30×20×25cm、奥行き20㎝はかなりスリム。

水量約13Lでセット時の重量は18kgくらい

でもこれを購入したのは失敗と言うか、我が家には合わなかった。

ジェックス スリムフィルター S

付属の外掛け式フィルターでは水流が強すぎた。グッピーの尾びれは大きくヒラヒラしてるので強い水流では疲れてしまう。スリム設計では休める場所がなく完全に水流に負けてました。

この経験を得て60㎝に切り替えました。置き場所に変わりはないのでスリムが条件を元に。

GEXグラステリアスリム600 6点セットを購入

ジェックス グラステリアスリム600 6点セット

サイズ60×20×25cmで水量26L

6点セットといっても重宝するのは水槽、水槽のフタ、フィルター、クッションマットぐらい。おまけで少量のカルキ抜きと水質調整剤は消耗品です。

最低限これに水温計とヒーター・サーモスタットが必要になってきます。ヒーターは温度固定より調整式の方が使い道が広がり重宝します。

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底砂を敷かないベアタンクで良いならこのまま飼育できますが、見栄えを気にするなら底砂はあった方が素敵です。

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ガラスの接合部はクリアシリコン。見た目はとても綺麗でインテリアとしても活躍してくれます。何よりこの価格で考えるとコスパは高く、安価でも高級感があります。

スリム水槽のメリット

サイズや重量からくる置き場所問題もスリムならクリアできます。スリム水槽は奥行きと高さが圧倒的に抑えられているのがメリット。『思ったより高さがない、奥行きがない』というレビューも見かけますが、これがスリム最大の特徴で良いところです。

比較してみると一目瞭然。

GEXスリム600 60㎝規格水槽
サイズ 60×20×25㎝ 60×30×36㎝
水量 26ℓ 60ℓ

さらに水槽や機器の重さで差が開きます。60㎝規格は高い場所に設置するとメンテナンスが困難、その重量から設置場所はしっかりしたものでないと崩壊など大参事に繋がることも。掃除に関しては60㎝規格のそれと比べるとずいぶん楽になります。

スリム水槽のデメリット

  1. 基本的には狭い
  2. レイアウトが少し難しい

基本的には60㎝規格の奥行きと高さを短くしたので狭いです。飼える量も減り、飼育数が増えると水質悪化になりやすいです。

レイアウトは迫力にかける。奥行きがないので世界観が広がらないなぁと感じることは度々あります。

でも、これらを含めた上でスリム水槽と考えるべきだと思ってます。

本気で「立派なアクアリウムにしたい!」という方であれば60㎝規格、90㎝規格の方が間違いなくアレンジできます。

セット内容の外掛け式フィルター問題

ジェックス スリムフィルター L

スリムフィルターLが付属品

外掛け式のフィルターは物理ろ過中心なので水質が安定しないという問題があります。ろ過力を考えると上部式や外部式には到底勝てません。

悪いところばかりではなく付属されたスリムフィルターはメンテナンスが簡単です。

汚れ具合もわかりやすく掃除をするタイミングを掴みやすい。GEXスリムフィルターはとても静穏なところは素晴らしい。

外掛け式フィルターのろ過力を補うために改造を行ったり、ろ過槽に専用ろ材を入れる等はアクアショップでも助長している一般的なものになりました。

今では外掛けフィルター用のろ材として販売されてるものも多いです。

これらをポン!っと入れとくだけでろ過力はアップします。

外掛け式フィルターに最初から付属される濾材自体は定期的に交換が必要。でもこれらは洗えば基本ずっと使えるので全部交換するとコストがかからなくなります。(交換時期など説明に書いてあるものもありますが、破損してボロボロになるくらいまで使えちゃいます)

選択すべきは使途

何をどの程度飼育するのか、どこに置きたいのか、予算なども。時間をどの程度かけてあげれるのか、ここらも選択のポイントでしょうか。

水の量は多ければ多いほど水質と温度は安定します。30㎝スリムの13Lは室温がモロに影響しました。

ヒーターもその度に作動すれば電気代もかかりますし、水温の変動は熱帯魚にも負担がかかります。

スリムなら600が使いやすいです。

先に述べたようにスリム600を購入してみたものの、付属の外掛け式フィルターに後悔する方もおられます。

そんな時には多少コストがプラスになりますが、水槽と必要なモノを別に購入するのも自分好みにできてより愛着がもてます。うちは2台目をそう選択してみました。

我が家で使用中のグラステリアスリム600と設備

f:id:hometaka5657:20180204233852j:plainサブフィルターとしてテトラのブリラントフィルターは、スドーサテライトに直結するためでもあります。

GEX グラステリアスリム600 6点セット

ヒーターさえあれば冬でもすぐに稼働できます。

ヒーターはジェックス New セーフカバー ヒートナビ SH-120

4種類あるgexヒートナビは水槽のサイズに合わせて選びます。水量26Lのグラステリアスリムには120Wが最適で電気代も抑えられます。

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LEDはAQQEFの60㎝水槽LEDライト B07B8N995J

これまでジェックス クリアLED パワーIII 600を使ってましたが、AQQEFのLEDは比較して激安。しかし価格の差をひっくり返してくれた商品です。

AQQEFの60㎝水槽LEDライト B07B8N995J
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田砂

LEDがかなり明るいので底砂は落ち着いて見える田砂を使用してます。田砂は比重が重く舞い上がりにくいため掃除がしやすく人気の商品。

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グラステリアスリム600の感想まとめ

我が家には子供がいるのでスリム水槽以外は考えてませんでした。低い位置に設置すると触ってみたりよじ登ってみたりと、危ないので避けてます。

これまでスリム水槽を使ってきて思うのはやっぱり楽です。掃除に時間をとられないのは大きい。そしてガラスのみのフレームレス水槽はおしゃれで使い勝手も良いです。

6点セットは余計なこと考えずに簡単設置、安く購入できるのでおすすめ。ちょっと踏み込んで本格的に飼育したい方には水槽単体での購入をおすすめします。

特に外部フィルターの導入は水の透明度が圧倒的に違います↓

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