水草や熱帯魚は、購入してから水槽に入れるまでにワンクッション必要です。これを怠ると農薬や病気、付着生物なども一緒に招き入れることに繋がりまして、かなりショッキングな結果をもたらすこともしばしば。
水草その前に・・・を使用しとくべきでした。
私、過去に失敗した経験がありまして。ウィローモス付きの流木を購入した際にミズミミズで大変なことになりました。
本日はそんなやらかした過去のお話。
モス付き流木が、まさかのミズミミズ付き流木でした
流木は様子見のために別水槽にいれておいたんですが、問題なさそうなのでその日のうちに水槽にセットしました。
暫くして水槽内を眺めていた娘が騒ぎだしまして
娘「何コレ何コレ!!」
何ごと!?
そこには体長1㎝ほどの白い細長い生物が、水流に乗ってウネウネと踊り狂っていたのでした。
うわー!でたーっ!
はい。ミズミミズです。
ええ。やっちゃったんです。
こうなってしまっては時すでに遅し。水槽はすでにミズミミズだらけで、1匹発見すればうじゃうじゃいることでしょう。
たった1つの安易な考えで、だいぶ取り返しのつかない事態に陥るわけです。
いちおう流木を取り除いて眺めてましたが、目を凝らすとやっぱり沢山潜んでましてスポイトで取っても取ってもキリがありません。
終わりました。
ミズミミズの駆除はできる?
さて、このミズミミズですが簡単に駆除できるのであれば何もショックは受けないです。
しかし奴らは強敵。
薬でも使って駆除を試みれば水草や熱帯魚にも影響がでますし、ミズミミズのみを退治する手段は残念ながら聞いたことがありません。
底砂、フィルター、水草など全てに潜んでいる可能性は十分で、掃除程度でどうにかなる相手ではありません。
ミズミミズって害はあるの?
無害です。
むしろ水質が悪化する原因の有機物を分解して水を綺麗にしてくれます。水槽内のバランスを保つ有益生物であります。
しかしその容姿は十分すぎるほどの不快。多くの人がその気持ち悪さから駆除方法を求めます。
でも答えはこう。
いや、ちょっと待ってくれ。無害なのは分かっていても厳しいんだ。そこにいるだけでキモイんだ。
ということで、簡単な方法では到底太刀打ちできやしないので、私は水槽のリセットを試みることにしたのです。
駆除するにはリセット
無害で有益だとわかっても、やっぱり見てて気持ちの良いものではないことはたしかです。
完全に駆除するには水槽のリセットが必要です。
しかしこの場合のリセットは大変。できれば水草は残したいなぁ、などと甘いことを考えていると再び発生する可能性は目に見えてます。
やるなら心を鬼にして全て捨てる覚悟が必要です。
ミズミミズ撲滅リセット
幸いにもシンプルな水槽でして犠牲にするものが少なかったので踏み切れました。
でも大変でした。
リセットする時はその前に良く考えた方が良いです。以下は私が実際に行った完全リセットの手順。
ウィローモス付き流木
購入したばかりだけどウィローモスはひっぺがして廃棄。流木はバケツに入れて熱湯漬け。温度が下がれば熱湯を継ぎ足し、さらに数時間の放置。
底砂・石
全てバケツへ移しこちらも熱湯漬け。量が多いと砂の中に温度が伝わりにくいのでたまに掻き混ぜました。
フィルター・ろ材
ろ材は全て捨てました。フィルターは、これでもかってくらい洗います。他に水温計やヒーターも同様です。
水槽
熱帯魚関係の製品に洗剤洗いは厳禁ですが、今回だけはめっちゃ洗剤で洗いました。ここまでやって失敗するとか考えられないので。(すすぎも相当しましたけど。)
リセットした結果
こうして全ての項目は終了。午前中から始めたリセット作業は終わる頃には日が沈む時間。やることはやりました。ここまでしてダメなら諦めもつきますね。
こうして1週間、2週間と過ぎても彼らは現れなかった。あれからどのくらいの月日がたったのだろう。一体どうしてしまったんだ。あんなにいたミズミミズが突然いなくなってしまった。
私がやったんだけど。
それ以来ミズミミズは水槽から姿を消しました。徹底的にやった結果、どうやらリセットに成功したようです。
今回の教訓です。
購入したものはしっかりチェック。
ショップを信じすぎてもだめですね。
これ以来、我が家では投入前の確認は欠かしません。水草その前にを毎回使うようにしてからは、あのウネウネに再び出会ってません。