帯状疱疹の多くは20代以上の成人です。故にどうしても無視できない問題が仕事ですよね。
いざ帯状疱疹にかかってしまったけど、明日から仕事どうしよう?という悩みに発展する人も沢山いると思います。
なんてこと考え無理して出勤しようと思ってませんか?
よーくわかります。その気持ち。ですが仕事はなんとかなるもんです。あなたが休んでも時間は当たり前に過ぎて1日を終えます。
こういった状況で休めなくていつ休みますか?
先に結論から入ります。帯状疱疹にかかったら仕事は休むべきです。今回の記事ではその理由を述べていくので、自身もですが会社側にも理解してもらうようにしましょう。
出勤のリスク
まず考えるべきことは出勤したことによるリスク。帯状疱疹で考える場合には2点が必要です。
- 満足に働ける状態であるか
- 人に移る可能性はないのか
これをパスできるならどうぞ出勤して下さいです。
ただ残念なことにどちらもクリアできません。少し動いただけでも痛い患部は服を着ているだけでも苦痛なほど。
周りに迷惑をかけないために出勤したことが仇となり、逆に嫌味の1つを言われることに繋がるかも?
そんな可能性があるのが帯状疱疹。だからこそ理解が必要です。
帯状疱疹は安静が基本
そもそも帯状疱疹の原因は疲れ、ストレス、免疫力の低下とされていて大きな関わりを持つのが仕事です。
もちろん体調不良が免疫力低下に繋がることも多々ありますが、考えてもらえればどこか思い当たる節はあるはず。
いま、仕事は多忙じゃないですか?残業が続いてませんか?上司のやり方にストレスを感じてませんか?
ちなみになんですけど、僕が帯状疱疹になった時は全てあてはまってました。残業やストレスによる体力消耗→体調不良→免疫力低下。おもしろいほどピッタリな時期に発症して納得したのを思い出しました。
これらの原因を知った上で更に仕事に行きますか?
帯状疱疹に大切な薬の1つは安静なんです。処方される抗ウイルス薬の投与は7日間、せめてその間だけでも安静が第一になります。
顔に症状が出た場合には特に注意
大概は体の上半身左右どちらか一方に症状がでる帯状疱疹は、時に首より上に現れることもあります。
発症部で1番怖いケースが顔。損傷すると危険な神経の集まりで失明した事例もあります。顔に症状が現れた場合には絶対安静が必要で、病院でも入院を勧められることもあります。重度だと判断されれば顔だけのことには限りません。
高齢であればあるほど帯状疱疹は帯状疱疹後神経痛に発展しやすく、完全に完治するのに数年や数十年痛みと戦うことになることも少なくないです。
やたらに無理をすることがその後の未来を左右することになり得ますから、良く考えてみて下さいね。
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帯状疱疹が移る可能性
仕事に行くべきではないもう1つの理由は移る可能性があるからです。
無理して出勤したのに移してしまったとなると、かなり肩身が狭くなりませんか?
移ると言っても帯状疱疹がそのまま移るわけではありません。水痘・帯状疱疹ウイルスは水ぼうそうにかかったことがない人に、水ぼうそうとして移る可能性があります。
逆に言えば水ぼうそうを発症した人にはほぼ移りません。日本人の約9割にはウイルスに免疫があるとされていることから、社内で移ることは極めて稀だと思います。
しかし、単純に考えれば残り1割には移ってもおかしくないのが事実だから軽視もできません。
感染経路は2通り
- 接触感染
- 空気感染
症状がピークの時には空気感染も考えられますが、主な感染経路は接触感染によるものです。帯状疱疹のウイルスは感染力が高いことはお忘れなく。
患部を触った手であちこち触るとそれだけ人に移る可能性も高くなります。特に家族内では注意したいところ。お風呂に浸るのは控え同じタオルを使うことはNGです。
こうしたことから社内でも移らないとは言い切れません。
子供と接する職業は要注意
免疫がある場合の多い大人には移りにくいのは確かですが、子供にはどうでしょうか。
水ぼうそうにかかったことがない、免疫がないというケースは圧倒的に子供の方が多くなります。予防接種を2回受けている子供にはほぼ移らないですがそうでなければ要注意。
特に子供と接することの多い幼稚園や学校関係者なら問答無用で休んでほしいところです。
おわりに
帯状疱疹を発症した事実は免疫力の低下を意味します。
必要になるのは十分な睡眠や栄養、安静です。
自身の体調と共に考えるべきことは周りへの影響。皮膚がかさぶたになるまでは移る可能性も消えません。
1~2週間の安静が必要と考えましょう。
帯状疱疹はそこまで認知度が高くないと思ってOKです。職場の方が知っていると限りません。休息をとるべき理由、出勤のデメリットを的確に伝えて理解してもらうことが何より大切。
リスクを最大限に抑えるためには人との接触を控えて安静にすることです。