- TVより大画面で映画を楽しみたい!
- 高画質&大迫力の環境でゲームがしたい!
という願いを叶えてくれる4Kプロジェクターが、ビューソニックジャパン株式会社から日本市場で発売されました(2018/3~)
導入された2モデルはPX727-4KとPX747-4K。主な違いは明るさで後者は3500ルーメンの高輝度モデル、周りが明るくてもはっきりとした映像になるため場所を選ばない仕様です。
今回レビューするのはPX727-4KのHDR対応ホームシアタープロジェクター。2200ルーメンのHDRから映し出される映像は映画規格のRec.709の96%をカバーしてます。
自宅で大画面と高画質を実現した4Kプロジェクターとしては、これまでにない驚くほど低価格な商品です。
ViewSonic PX727-4Kプロジェクター
ViewSonic PX727-4K UHD HDR対応 DLPホームシアタープロジェクター
サイズ | 332×261×135mm |
---|---|
重さ | 4.2kg |
輝度 | 2200ルーメン |
コントラスト比 | 12000:1 |
色再現性 | 10億7000万色 |
画面サイズ | 30~300型 |
光学ズーム | 1.2倍 |
投写方式 | DLP0.47型DMD |
①PX727-4Kは4K UHD830万画素
Full HDの4倍の明瞭さを備えた4K UHDの、細部にわたるきめ細かい描写をお楽しみください。XPRテクノロジーを通して830万画素を画面に映し出すPX727-4Kは、全米民生技術協会(CTA)が定める4K UHDの基準を満たしています。
引用:ViewSonic
実際のところPX727-4Kはネイティブではなく、あくまでも疑似的な4Kですが、4K UHDの基準は満たしているので同等と捉えて問題ありません。
②HDR対応で鮮明な映像
High Dynamic Rangeコンテンツをサポート。
これが生かされるとなんといってもリアリティーがまるで違う。自然の中で直に目にする太陽の光も、夜景の美しさも、いざ画面上で見ると全て同じ明るさで映し出されている。。。
と感じることはないでしょうか?
明暗差を細部まで表現するHDRは確実にリアリティーを与え、大画面で高画質な映像をよりいっそう楽しむことができます。
③RGBRGBカラーホイール搭載
Rec.709の色空間を96%カバー。PX747-4Kとの違いはここにもありまして、色精度と色彩が素晴らしいです。
高輝度が3500ルーメンのPX747-4Kなら、PX727-4Kはカラーがより優れています。薄暗い部屋でまるで映画館のような映像美を再現します。
ViewSonicとは
ところで皆さまビューソニックをご存知ですか?
実は日本ではまだまだマイナーなメーカーなんです。1987年にアメリカ合衆国で設立されたディスプレイやプロジェクターで有名な大手企業でして、30年の古~い歴史を持ってます。が!日本に進出するのは遅く、知られざる存在でもあるわけです。
しかし、世界では3000を超える受賞歴がありまして品質はユーザーから認められ、メーカーとしての地位を確立。日本へは2015年から参入しており2017年には本格的に始動、2018年にはサポート体制も強化し現在では日本人のみからなるサポートセンターを日本に置いてます。
ということで、これからの動きに注目したいメーカーの1つです。詳しくはこちらをどうぞ↓
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1107857.html
PX727-4Kの外観と付属品、操作方法
前面からクッションでガッチリ囲われて届きました。内容物は本体に電源ケーブル、リモコン(単4電池2本有り)、取説と保証書。シンプルなセット内容でしてHDMIケーブルを使うなら別途用意が必要です。
リモコンは全てのボタンとバックライトが連動するので、薄暗い中の観賞でも分かりやすくてGoodです。
正面から確認できるのは左から排熱口、上部に全面IRレシーバー、右に接写レンズ。
長寿命/省エネルギー
スーパーエコモード機能は、プロジェクターを3分間スタンバイ状態にすると自動的にオンになります。 SuperEcoモードは平均寿命が約15,000時間に延長され、信頼性の高い長期使用が可能です。信号が検出されないと、プロジェクターは自動的に電源を切ってエネルギーとランプの寿命を節約します。
引用:ViewSonic
- 標準:約4000時間
- ECO:約10000時間
- ダイナミック:約8000時間
- SuperEco:約15000時間
天面には電源ボタン。接写レンズ上部にあるフォーカス/ズームリングで簡単にピント調整ができます。本体側のボタンでもメニュー操作が可能、、と言いますか最初はむしろこちらの方が簡単でわかりやすい。
左右には放熱のためのスリットと左側内部には10Wスピーカーが搭載してるので別途用意する必要はありません。多少の光漏れと作動音はありますが最初のみ、映画やゲーム中では全く気にならないレベルです。
接続端子はオーディオ IN/OUT、miniD-sub15ピン、HDMI2.0(HDCP2.2)とHDMIポート、mini USBポート等。HDMI端子が2系統あることで汎用性が高く十分に4K映像を楽しめる仕様になってます。
底部には天井取り付け用の穴。
▼因みにザックリのスクリーンサイズと接写距離がこちら
60インチ | 1.95~2.34m |
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80インチ | 2.6~3.13m |
100インチ | 3.25~3.9m |
100インチはかなり魅力的ですが接写距離を考えると設置場所を確保するのに困難。スクリーンなど位置固定で投影するなら天井吊りの方が楽ちんで、その際には一般的なフロントからプロジェクターモードで天井正面/背面を選択します。
左奥の脚がネジ式で高さ調整が可能
これがなかなか使う頻度が高いです。
実際に使った感想
日本で発売されほぼ無名なViewSonic
これから皆様が購入するのであれば動機になるポイントは恐らく、、4K/HDRとしては異常なほどの低価格、139,800円という魅力からではないでしょうか。
そして正直なところそこまで期待しないのではないでしょうか?
ところがどっこい(古い)、いざ使ってみて2度目の驚きを映像の鮮明さと再現性から知ることになります。
素のままで綺麗。
流石に明るい場所での暗部は見にくくなるので部屋は暗いほどハッキリしますが、明るい映像は予想以上の解像度が浮き彫りになる感じ。
画質モードはBright、Standard、Movie、Userが用意され、詳細設定ではガンマ、色温度等の調整も可能。
あたり前に調整は必須と考えていましたが、初期設定のままで何の違和感もなく見れてしまいます。ほんとに凄い。
ViewSonic PX272-4Kは、高品質で低価格を実現したプロジェクターです。薄暗いリビングで映画やゲームを楽しむための最高の環境を与えてくれます。
最近では我が子らが巨大な画面でゲームをプレイしたり、Amazonプライムビデオでアニメやホラーを見まくっている。
はっきり言って贅沢だ。ドラえもんすら美しい。
この後にTVで視聴すると小さすぎてもうなんか…。それほど大画面はインパクトが強烈なんだなぁと実感してます。
おわりに、ネットでの取扱店舗
PX727-4Kは以下の店舗で購入可能
2018年3月30日に発売開始
実売価格は139,800円
Amazonや楽天、Yahooショッピングでも。
詳しい情報はViewSonic公式でも確認できます。