岩手県岩泉町にある中洞(なかほら)牧場では日本で殆ど行われていない山地(やまち)酪農で牛が育っています。どうやらここで育つ牛たちは幸せ者らしい?
そして、『幸せな牛からおいしい牛乳』という方程式が成り立つようです。
これはちょっとどころかかなり楽しみ!
ということで早速ですが中洞牧場牛乳をお取り寄せしてみましたが、躊躇するのはその価格。スーパーのやっすい牛乳なら10本買えちゃいますよ?
でもだからこそ期待を抱いてしまいました。高級というキャッチフレーズには弱いのです。
先に申し上げますと、是非1度はお試し頂きたい味でした。
中洞牧場牛乳は価格も立派
1瓶720mlで1,188円
大量生産に向かない中洞牧場牛乳は月間200本限定。これまで多くのメディアに取り上げられ、2018年になっても早々に青空レストランで放送されました。
その影響も非常に大きくタイミングによっては注文から1ヶ月待ちになることもしばしば。
そんなことで覚悟して注文すると、1週間かからぬうちに自宅に運ばれてきた次第です。
ところで1瓶1,188円!
牛乳にしてはずいぶん高いじゃないですか。どうして僕がそんな高級牛乳を購入したのかというと「朝は牛乳なくては始まらない!」というぐらいに牛乳が好きな両親へプレゼントしようかと企んだからです。
いやしかし、ただスーパーの牛乳をプレゼントしてもつまらないじゃないか。どうせなら飲んだことのないような珍しいものにしてやろう。その前に自分用にも注文した1本でお先に味見するとこなんです。これから。
牛乳って瓶に入れるだけでお洒落に見えます
牛乳に限らずプリンやアイスでも、瓶には高級感があります。中洞牧場の高級瓶牛乳はプレゼントにもピッタリ。そう思って選んでみました。
ところで『幸せな牛からおいしい牛乳』と紹介しましたが。一体なにが幸せなんだと思う方もおられるかと、、少々お付き合い下さいまし。
牛がしあわせな理由
中洞牧場の山地酪農では牛たちが1年中、365日24時間にわたり放牧されてます。50haの広大な山地は東京ドーム約11個分、広大な山地に100頭にも満たない牛たちが、なんの制限もなく自由気ままに暮らしているのです。
そこでは食事も排泄も休憩も、交配までもが自由。好きな時に寝て、食べ、子牛を産み、自分の意思で子育てしていきます。
幸せですよね?
「ストレスなく健康に育った牛たちは、おいしい健やかなミルクをつくりだす。」
ということなんです。
牛乳に求めるものが違う
多くの酪農で採用される牛舎飼いは狭い囲いの中で本来の食性とは異なる餌を与えられ、生まれた子牛はすぐに引き離されストレスが残る。
普段私たちが飲む牛乳は生産性が重視されてます。コストや供給量を気にされた商品たちです。
しかし、中洞牧場には全くその概念がない。
乳量が少ないジャージー牛を育て、本来の餌である草食主体にすることで更に乳量が見込めなくなります。それでも健康と自然にこだわり最後は低温でじっくり殺菌。大量生産に向かないのはこれらの理由があってのもの。
中洞牧場牛乳を飲んだ味と感想
見た目、匂いは普通の牛乳です。
特に違いもなく…。おや?
新鮮な牛乳ってとにかく濃厚なんだろうなぁって思いながら飲んでみると
「あっさり。そしてすっきりだわ。」
かなり喉ごし爽やかな牛乳でちょっとビックリ。あとからほんのり甘味が出てきて美味しい!という感想だったんです。このときは。
しかし、その4日後
ちょっとクリームっぽいのが見られるのがお分かりでしょうか?
画像にすると全然分かりませんね…。
実は初日にすべてを飲み切らずに少し残しておいたのですが、目視でちょっとした変化を確認。瓶のフタにもクリームラインが。
これ、飲んでみて驚きました。
初日よりかなり甘いんです。
というのも「牛乳は新鮮が1番」というイメージを覆したのが中洞牧場牛乳であり、製造後の4日~5日ほどで甘くなり始め、さらに製造から10~14日がピークの最高潮らしい。
なるほどおっしゃる通りです。
でも、失敗しました…。
4日で飲み切ってしまうアクシデントというか配分ミス。自分用は1本しかないので2週間後の味は次回に持ち越しです(涙)
まとめ、中洞牧場牛乳は絶品!
結論をいいますと中洞牧場牛乳は飲みやすくおいしいです。特に4日後に飲んだそれは感動してしまいました。
でも正直1,188円では頻繁に購入するのは難しい。なのでプレゼント用や、たまの贅沢にと考えてみました。
牧場長はこう言ってます。
そもそも牛乳は贅沢品であり毎日飲む必要もない。本来、牛乳がジュースと同じ価格で売られていることがおかしい話。
効率を全く求めずこだわり抜いた牛乳です。高価であるのはたしかですが、価格は納得といったところ。また飲みたいなぁと心から思ってしまいます。
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中洞牧場はグラスフェッドバターで有名
グラスフェッドは「完全に草で育てました」という意。
そう考えれば中洞牧場牛乳もグラスフェッド牛乳で良いと思うんだけど(;’∀’)
国産のグラスフェッドバターは貴重で日本ではなんと中洞牧場のみです。
なのでお値段100gで3240円(税込)
ちょっと驚く価格だけど生乳100kgに対して4kgしかとれない本当に貴重な商品。そしてこれが本物のバターの色のようです。
ドイツのウェック社製の瓶はおしゃれでギフトにも喜ばれそうですね。
中洞牧場ではその他にもアイスやヨーグルト、プリンなども多数取り扱っているので是非1度、拝見してみて下さいね♪