こんにちは。「まだ紙巻きタバコ吸ってんの?」みたいな感じで若干ムカつくタイトルなんですけど、紙巻きタバコを批判する記事でもありません。
私自身、喫煙をこよなく愛する元々は紙巻きタバコ大好きマンで、今でも「たまに吸う紙巻き最高!」などと心に秘めてる人間です。
しかし割と時代の流れに乗ってまして、現在では99%が加熱式タバコのIQOS、glo、Ploom TECHを吸ってます。
いま猛烈に加熱式たばこブームなんですけど実際のところ、それでも国内シェアは20%程度なんですよ。数字だけ見れば今でも圧倒的に紙巻きタバコ人口が勝ってます。
ただし、ここ数年で紙巻きから加熱式タバコへの移行者が急増してるため、グラフでみれば当たり前に紙巻きタバコは激減して加熱式タバコが爆増してるのが紛れもない事実なんです。
なんで加熱式タバコ派が増えてるの?
2018年に日本たばこ産業(JT)が国内を調査した結果↓
節約 | 7% |
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健康懸念 | 13% |
喫煙場所問題 | 39% |
周囲配慮 | 40% |
有害物質を90%カットする加熱式タバコで体への負担がとても軽くなるのですが、意外にもタバコの臭いや副流煙問題などの「周りへの配慮」や「喫煙場所が減少」する中で踏み切る傾向にあるようです。意外にもではなく、むしろ日本人らしいのかもしれませんね。ちなみに海外では圧倒的に健康面が勝ります。
喫煙者にとっては厳しい現状ですが、この流れは今後さらに加速。東京オリンピックの影響が大きく、東京都では健康増進法よりも厳しい「東京都受動喫煙防止条例」が2020年より実行。
要するに受動喫煙を防ぐ動きがますます強まることになり、これに伴い飲食店では加熱式タバコならOKという店舗が増える見込みです。
そして加熱式タバコが優遇される理由が、移行するメリットでもありますよね。
加熱式タバコは紙巻きタバコに比べて有害物質を90%カット
紙巻きタバコは最高約700℃に達するとも言われ、燃やすことで同時にタールも発生させます。このタールに大部分の有害物質が含まれますが、加熱式タバコはその名の通り加熱して水蒸気を発生させる仕組みになり、タールを発生させずにニコチンを摂取する効率の良いデバイスなんです。つまり身体にかかる負担や悪影響を確実に少なくする仕様です。
加熱式タバコの3種類の違い
国内の加熱式タバコはIQOS(アイコス)、glo(グロー)、Ploom TECH(プルームテック)が有名ですが、基本的には加熱して水蒸気を喫煙する構造はどれも同じと考えてOK。
一言で加熱式と言っても加熱温度の差は大きく、
IQOS | 約350℃ |
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glo | 約240℃ |
ploomTECH | 約200℃ |
低温であるほど臭いも抑えられる傾向にありますね。
なおJTのPloomだけは3種類ありまして、
プルームテック | 30℃ |
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プルームテック+ | 40℃ |
プルームS | 200℃ |
低温型と高温型の加熱式タバコが存在するわけです。特に低温タイプのプルームテック2種類は圧倒的に臭いが少なく喫煙してても気付かれない程です。
最近の研究では非喫煙者とプルームテック喫煙者の体内有害物質を調べたところ、「全く同じだった」という結果がでており、加熱式タバコのメリットがお分かり頂けるかと思います。
加熱式タバコに移行して起こる変化
とはいえ、加熱式タバコもタバコでありニコチンも含まれているため「体に良い」という表現は適切ではありません。勘違いしてはいけないところで、
堂々としすぎるのは敵を増やすだけですから辞めましょう。さらに言わせてもらうと、その効果を実感して、
と言い振り回すのもウザがられるだけなのでお勧め致しません。こうなると非喫煙者からも紙巻きタバコ派からも嫌われる傾向にあります。何ごとも謙虚さが大事なので、効果は自分で実感して噛みしめときましょう。
水蒸気は臭いが残らない
低温加熱タイプ以外は喫煙時に独特なタバコ臭は発生するものの、水蒸気なので臭いが残りません。自宅では換気扇の下で喫煙しなくても部屋がタバコ臭くなることがなくなり、車内もクリーンな状態に戻ります。ヤニで壁紙や車内の窓が黄色くなることもありません。
また紙巻きタバコを吸えば空気の質を感知するモニターや空気清浄機はビンビンに反応しますが、加熱式タバコを吸っても無反応です。
副流煙もないとされてます
主流煙よりも有害とされる受動喫煙の心配は激減。ほぼ心配ないと言って良いところですが、様々な研究結果もあるので鵜呑みにしない方が正解です。
世界最大のたばこメーカー、フィリップモリスがリスク低減結果を発表↓
一方では紙巻きタバコと加熱式タバコに違いはないと、むしろ有害との研究結果まで存在してます。
実際のところ「リスク低減」が認められる日は来ないでしょうね。たぶん、認めるわけにもいかないのが現実なんだと思います。
身体への影響
頭痛が収まり、朝の脱力感もなくなり、吸い過ぎても気分が悪くならない。食事がおいしく感じられる。などなど。
危険性等も激減
灰が出ない。運転中に灰皿の位置が気にならない。風が吹いても関係ない。火を使わないので危険性が少ない。
これらのメリットは得に子供のいる家庭では大きいですよね。副流煙の心配もそうですが、臭いも子供部屋まで達して染みついてます。学校の先生は生徒の臭いや授業道具の臭いで親が喫煙者か分かることもしばしば。あまりにも無神経だと子供に迷惑をかけることになります。
加熱式タバコに節約効果はあるの?
今回紹介するアイコス、グロー、プルームテックに節約効果はないです。例えばIQOSのヒートスティックは470円と500円の2種類で、初期費用で本体の価格も加算されるのです。むしろ高いと思っても良いくらいですが、それ以上のメリットもあり人気になってます。
節約効果のある加熱式タバコはこれらのメジャーなのもではなく、ネットで購入可能なヴェポライザーになります。第4の加熱式タバコと呼ばれてますね。
2018年のタバコ増税に続き、2019年の10月に始まる消費税10%で流石にヤバイかも…。という方には禁煙かヴェポライザー移行の選択肢が存在します。ヴェポライザーにすればタバコ代がひと月5000円以下になると考えてOKです。
加熱式タバコのデバイス3種類のご紹介
左からIQOS、glo、PloomTECHです。頻繁に耳にする加熱式タバコはこれら3種類のことを意味します。原理は同じでもメーカーが違えば形も使い方もタバコスティックも違うので、簡単に説明していきますね。
IQOS(アイコス)
PMが手掛ける人気・知名度NO.1の加熱式タバコがIQOS。IQOSは3種類販売されてまして、こちらは新型のIQOS3とIQOS3 MULTI(マルチ)になります。
どちらも内部のブレードにタバコを突き刺して高温加熱する仕組みです。
専用のヒートスティックを1回の充電で20本以上喫煙できるのがIQOS3ですが、連続喫煙できない構造で1本吸うごとに3分30秒の待ち時間ができるタイプです。
IQOS3マルチは連続喫煙ができるものの、バッテリー容量が少なく最大10本しか喫煙できないデバイスです。
どちらもメリットとデメリットがあるので詳しくは下記の記事を参考にしてみて下さい。
glo(グロー)
BATが販売するグローは2種類で左がツートンになった新モデル。とはいえ、見た目が違うだけで性能は全く同じになります。
グローは専用ヒートスティックを360℃から加熱するブレードがない構造です。連続喫煙本数30本はヘビーユーザーでも満足できるレベルであり、ヒートスティックは18種類と最も多いのがポイントです。
Ploom TECH(プルームテック)
日本が販売する唯一の加熱式タバコがJTのPloomシリーズです。3種類ありますが、左からプルームテック、プルームテック・プラス、プルーム・エスが存在。
大きく分けるとスティックタイプの2種類は低温加熱型、BOXタイプは高温加熱型のデバイスです。全てに専用タバコスティックが販売されてます。
なおプルームテックが30℃、プルームテック・プラスは40℃の低温で吸い応えがプラスされたモデルです。
3種類ある加熱式タバコの中でも低温型デバイスはJTでしか販売しておらず、高温型とは別物と考えて良いでしょう。全てにおいてクリーンなタバコが低温タイプです。
どれも専用ヒートスティックがあるだけに味もかなり異なるので、ご自身にあったデバイスを選ぶと良いでしょう。
どれにしよう?と迷った場合にはまずこちらを参考に↓
加熱式タバコのデメリット
逆に加熱式タバコのデメリットですが、まず初期費用として本体代金が必要になる割に節約には繋がりません。
- 機器には故障のリスクがある。
- 機器には寿命もある。
- 充電の心配が増える。
- 掃除が必要になる。
加えて、これまで紙巻きタバコをこよなく愛していた方なら味の変化がストレスになることも。ただこれは、慣れるまで吸い続けるか、自分好みの味を探して解決することになるでしょう。
まとめ
私は数多くの加熱式タバコを喫煙して紹介してきましたが、メリットの方がデメリットを遥かに凌駕しています。
もちろん仕方なく加熱式タバコへの参入をお考えの方もおられるでしょうが、紙巻きタバコを吸うことで発生するデメリットは、加熱式タバコでほぼ解決します。
まず、行動してみてはいかがでしょうか。