2019年11月14日より全国販売をスタートしたBATのglo sens(グローセンス)。無事コンビニでも購入できるようになりました。
グローセンスは低温加熱型の加熱式たばこ。ご存じでしょうか?
読んで字のごとく低温で加熱するタイプであり、日本のJTが先駆けたプルームテックやプルームテックプラスと同種になります。
吸ったことがある方ならおおよそ雰囲気を掴めるところですが、今回は「グローセンスってどんなやつ?」ってとこから始まるレビューにしていこうかなと。
低温加熱型グローセンス。高温加熱型との違いは?
冒頭で述べたグローセンス、プルームテック、プルームテックプラス。現在のところ、この3製品以外の加熱式タバコは全て高温加熱型に分類されます。
例えばアイコスは約300℃、グローは約240℃、プルームエスは約200℃で加熱されるに対し、プルームテックは30℃、プルームテックプラスは40℃と圧倒的な温度差です。
グローセンスの温度は明らかになってませんが同程度の加熱温度と予測できます。
それぞれの仕組みなんですけど、
高温型→ヒートスティックを直接加熱して発生したニコチン入り蒸気を吸引。
低温型→液体であるリキッド(グリセリン&香料)を加熱して、発生した蒸気をタバコ葉に通すことでニコチン入りフレーバーを味わう。
共通するのはどちらも火を使わないため匂いが少なく残らずで、紙巻きに比べて有害物質を削減する。と謳われてます。が、高温より低温の方がさらに「負担」が少ないです。
同じ加熱式でも仕組みと温度の違いは明らかで、
高温型→紙巻きタバコに近い吸い応えを得られます。
低温型→感覚としては味のついた水蒸気でありクリーンです。
吸い応え重視の方には高温加熱型がおすすめですが、自身含め周囲にも気を使いたい方には様々な観点から低温型のメリットの方が遥かに大きいです。
てことで、今回ご紹介の低温加熱のグローセンスを開封してみました。
glo sens(グローセンス)レビュー
マグネット開閉式の立派なパッケージ。限定カラーを除けばブラック、ブルー、レッド、ホワイトの4種類。今回はブルーを選択してみました。
本体価格 | 980円 |
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ポッド1箱 | 500円 |
2020年3月1日から新価格で4,980円→980円。キャンペーン価格がそのまま定価になりました。それにしても980円て。。
付属品
同梱品は以下の通りです。
- glo sens本体
- ACアダプター
- USBケーブル(micro)
- 収納袋
- デバイスキャップ
- カートリッジ&ポッドのダミー
- 取扱説明書
付属品は他製品よりも種類豊富で豪華です。
収納袋とシリコン製のキャップまで。衛生面にも気を使われてます。
実は本体には予めダミーカートリッジとたばこポッドが装着されてる状態で「使用不可」と記載済み。
「これ何に使うの?」と感じますが特に使用目的があっての同梱ではないようです。
とはいえ、先端の空PODを使えばノンニコチンでフレーバーを吸引できるので捨てるのも勿体ない。(本物のPODにはタバコ葉が詰めらてニコチン有りになります。)
外観
外すと格好悪いのでダミー装着のままパシャリ。
スペックは以下の通りです。
型式 | G300 |
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サイズ | 91×39.5×21.7mm |
重さ | 34g |
バッテリー | 720mAh |
入力 | 5V/1A |
充電時間 | 75分~5時間30分 |
使用回数 | 180パフ(フル充電時) |
グローシリーズではglo nanoの61gが最軽量でしたが、その半分程度になる34g。低温加熱だとバッテリーも小さくコンパクトです。
充電時間の幅が凄いことになってますが、本体温度によって差が出ます。
・18℃~45℃→75分
・0~18℃→5時間30分
寒い時の屋外充電でもなければ1時間少々なので苦にする時間でもありません。
正面がちょこっと凹んでるのでボタンが押しやすく握りやすくなってます。
付属品にACアダプターがあるためコンセントでもUSB給電でもOKです。5V1AなのでPCからの低電力で問題なく充電できます。
同メーカーの高温加熱に囲まれてみました。
こう見ると大きさはさほど変わりないですが、丸みがあって薄くて軽いです。そもそも黒い部分が加熱式だとヒートスティックにあたるので、これがなければだいぶ変わってきますよね。
あと低温型になっても従来シリーズの特徴は受け継いでるな~と印象です。
外観はこんなところ。そろそろダミー外して専用ポッドを装着してみます。
neo pods(ネオ ポッド)の取り付け
ダミーを外すと接点が見えます。
専用タバコのneo podsはコンビニやたばこ販売店ではこちらの5種類。左から簡単に説明しますと、
- メロー・ブレンド:バニラ風味のレギュラーたばこ
- クリスプ・メンソール:定番メンソール
- アイス・ブルーベリー:ブルーベリーのメンソール
- ドルチェ・ティラミス:コーヒー系フレーバー
- ゼスティー・アップル:アップルのメンソール
まぁこんな感じです。ちなみに全12種類もありまして、オンライン限定で2種類、オンライン&gloストア限定が5種類ご用意されてます。
全種試してみたいところですが断念しました( ˘ω˘ ;
ポッド1箱にはカートリッジ1つとタバコPOD3つ入り。カートリッジ1つで180パフ(吸引)できまして、ポッド1つが60パフ分です。つまり1つのカートリッジを使い切る前に3回ポッドを交換して、廃棄です。
このままカートリッジを本体にカチッとハメて、続いてポッドを装着すると完成です。とても簡単。
大きいのがカートリッジで、これにリキッドが入ってます。小さなポッドには刻んだタバコ葉が詰められてます。
こちらアップルなんですが、それぞれカートリッジの底部で色分けされてます。
箱の色がそのまま採用されて分かりやすいですね。
カートリッジの内部は上から丸見えです。
ここがリキッドの貯蔵庫で、コットンにコイルが巻かれてます。コットンにリキッドが吸い上げられ染み込んでますが、漏れたりはしないのでご安心を。
これで完成~
といっても外観はダミー装着時と変わりません。
使い方
使い方は下記の通り。
ON/OFF:素早く3回連続押し
充電残量確認:ON状態で押す
吸引:長押し
各アクションの度に白LEDが光るので判断しやすいですね。
プルームテックプラスと大きな違いでグローセンスはボタンを押しながら吸引することになります。
こんな感じでパフボタンを押しながらマウスピースから吸いましょう!
吸い方は加熱式や紙巻きと同じ要領でOKですが、ゆっくりと吸引する方がフレーバーの味を感じやすい。
バチッ、ジー。と鳴るのはVAPEに近いですね~
glo sensを吸ってみた(使ってみた)感想
ボテッとしたフォルムがなかなか使いやすくて気に入りました。
吸ってみた感想は最も仕組みが近いプルームテックプラスとの比較になりますね。
まずグローセンスの吸い応え(キック感)は弱めです。喉にあたる感覚が若干乏しい!
プルームテックプラスはタバコ感が大きくて喉にガツンときますが、グローセンスは優しい喉あたり。
しかしミスト量がとても多い。フレーバーの味がみずみずしくて美味しい。
最初は独特なにおいと言いますかクセもあったんですが、次第にそれも感じなくなり、、慣れたようです。
純粋に香りではグローセンスが一枚上手かなぁと、そしてモクモクミストの爽快感も良いですね。
悪くないですが、単純にキック感を重視するならプルームテックプラスを推しときます。あと1箱あたりのパフ回数も要チェック。
名称 | 吸引回数 | 1箱値段 |
グローセンス | 180パフ | 500円 |
プルームテックプラス | 250パフ | 500円 |
キック感に加えてコスパで考えてもプルームテックプラスが上になっちゃいます。
どちらにも良いところありですね。もう1度言いますと、グローセンスのミスト量としっとりしてみずみずしいフレーバーは好きです。
glo sensの特徴
基本的な使い方は先に説明しましたが、その他性能は下記になります。
- 5分放置で自動オフ
- 180パフで白LEDが10回点滅
- エラー時には赤LEDが20回点滅
これは重要なことなので申し上げますが、180パフお知らせ機能がたばこ1箱の終了合図なんですけど、PODの交換タイミングにお知らせ機能がありません。
PODを60パフで交換していくと、ちょうど3個目の終了時に180パフとなりますよね?これが最適なタイミング。
この60パフお知らせ機能がないので「そろそろ60パフかな?」と、アバウトに交換する流れになります。そんな仕様ですがご理解の程よろしくお願い致します。
ちなみになんですが、
いちいち数える人もいないと思うので、味が薄くなったな~と思った時に交換すれば良いだけでもあります。
つまり、何ものにも縛られず交換のタイミングは自分で決めるわ!って方にはメリットにもなり得ます。
動作温度にちょっと厳しい
エラー時の赤LED20回点滅。これにちょいちょい遭遇します。例えば、
- 8秒以上の一服時間
- 過剰な使用(による加熱)
- 動作可能温度10~60℃
- 充電可能温度0~45%
これに限らず。8秒とかそんなに吸わないで宜しいって感じですが、連発して使っても本体温度が上昇してエラーになりやすいのかなと(多少)。落ち着けってことでしょうか。
あと寒い時の屋外や車内では本体温度が下がってエラーに。私は北海道なんで、寒さ負けするケースにたまに出会います。
そこまで気にする必要にあらずですけど、他の加熱式に比べてちょっと厳しめかなという印象です。
低温加熱型グローセンスまとめ
880円のシェル装備中
タバコてきな観点からみると、
- においがほぼしない
- キック感は弱め
- ミスト量が多い
- フレーバー本来の味を楽しめる
フルーティなフレーバーだとむしろ、良い匂いがする~とまで言われてしまうほどの低温加熱式は周囲配慮にもおすすめです。
機械的な観点からみると、
- 加熱待ち時間がない
- 押しながら吸う必要性あり
- 基本的にメンテナンス不要
- POD交換タイミングがアバウト
メリットとデメリットがごちゃまぜですがこんな感じでしょうか。
低温加熱式に興味のある方はこの機会にぜひ。ちょっとコスパは悪いですが、他にはない爽快感にハマります。
低温加熱は吸い殻がでないので、運転中や寝っ転がりながらとか、ながら吸いにも最高です。980円まで値下げしたのは勿体ないくらい。
余談ですが、glo sensをメインで使う方に良いアクセサリー発見しました↓