照明一体型プロジェクターで人気を獲得したAladdin X株式会社の最新作をレビューしてみました。
このシリーズの主力がX2 Plusのハイエンドモデルなんですが、今回の新製品はお手頃価格にして買いやすくしたエントリーモデルのAladdin X2 Lightになります。
プロジェクター性能こそ抑えられてますが、ムードライトの新機能を搭載!メインライト性能はブランド史上最強!
少し前に同ブランドの超短焦点プロジェクターAladdin Maruca Maxに感動したばかりなのですが、今回はAladdin Xと言えばやっぱりこれ!のシーリングライト一体型プロジェクターの感想になります。
公式サイト:https://www.aladdinx.jp/
10万円切りの嬉しい価格帯
2022年12月12日にAladdin X2 Plusが登場してから約2年の月日が流れ、最新モデルになるAladdin X2 Lightが2024年10月21日に発売。
Aladdin X2 Plus:129,800円
Aladdin X2 Light:99,800円
最新にして安く買えるのが今回の大きなポイントです!
モデル別に比較してみると
照明一体型に2つの選択肢ができたわけですが、ではどっちがいい?を次に考えたいところ。私はAladdin X2 Plusを体験したことがないため使用感こそ比較できないので、スペックを並べて考察。
Aladdin X2 Light | Aladdin X2 Plus | |
価格 | 99,800円 | 129,800円 |
サイズ | 約456x121mm | 約476x145mm |
重さ | 4.7kg | 4.9kg |
明るさ | 700 ANSI ルーメン | 900 ANSI ルーメン |
解像度 | フルHD 1920 x 1080 | フルHD 1920 x 1080 |
レンズ上下可動域 | 最大19度 | 最大32度 |
照明適応畳数 | ~14畳 | ~8畳 |
照明明るさ | 最大5500lm | 最大3800ml |
スピーカー | 8W+8W harman/kardon製 | 8W+8W harman/kardon製 |
Bluetooth | 5.1 | 5.0 |
OS | Android 11.0 | Android 9.0 |
Dolby Audio | 〇 | 〇 |
DTS HD | 〇 | 〇 |
ミラーリング | 〇 | 〇 |
X2 Lightはプロジェクター性能において明るさとレンズ上下の可動域が下がりますが、1000ANSIルーメン以下だと薄暗くして使うのが前提です。
高いほどいいのは確かであれ残念に思うほど差はないのでは?というイメージです。
それよりも設置距離による画面サイズが少し小さくなる方が私は気になりまして…そりゃ大きい方がいいですからね。
例えばX2 Lightで100インチを実現するには壁までの距離は2m必要になります。
そこらを踏まえて今回の実機使用はワクワクします。
Aladdin X2 Lightの特徴
薄型でスタイリッシュな外観にハイパワーのメインライトを搭載。14畳対応でシーリングライトとして最上位モデルになり、調光調色は10000通りで自由自在です。
小型で軽量化を実現しつつもシーリングライト自体の明るさは大幅にアップされました。
全く新しい機能がムードライト。
メインライトとは異なり雰囲気を感じる新機能で、ミュージックやシーンに合わせて反応するモードも搭載。
通常のシーリングライトと同じ手順で設置できるため、1度取り付けてしまえばそこにプロジェクターが隠れていることに気付かれないほどの存在感。
置き場所に困らずスッキリした外観を維持できるのが照明一体型の最大の強みです!
- 14畳対応のシーリングライトで隅々まで明るく
- シーンに合わせて自由自在に調整できるムードライト
- 700ANSIルーメンでフルHDの大画面
- Harman Kardon製スピーカー2基(8W×8W)で天井から降り注ぐ高音質
- Android OS搭載で動画ストリーミングサービスが充実
- Aladdin Xオリジナルコンテンツが多数
購入前に調べておきたいポイント
ずばり壁までの距離が重要で、この距離で画面の最大サイズが決まります。一般的にはプロジェクターをずらして画面サイズを調整していくものですが、シーリングライトには通用しないので。
その壁に窓はない?障害物はない?
購入前に調べるべきポイントです。
距離によるサイズは下記のとおり。
1.01m | 約40インチ |
---|---|
1.11m | 約50インチ |
1.29m | 約60インチ |
1.47m | 約70インチ |
1.64m | 約80インチ |
1.82m | 約90インチ |
2m | 約100インチ |
2.18m | 約110インチ |
2.35m | 約120インチ |
画面は小さくできるけど、この数値より大きくはできないので、念のためと言うか計測しないと始まらないくらいの項目です。
Aladdin X2 Lightのレビュー
今回はAladdin X様よりご提供。もともと私はpopIn Aladdin時代からのファンなのでとても嬉しいことであります。
初代から何度も進化を遂げてAladdin X2 Lightが存在するわけですが、私の脳内はpopIn Aladdinしかインプットされてないので楽しみです。
本機はマイクがあれば自宅でカラオケができまして、そのために必要な最新マイクのAladdin Mic2。月額550円の「おうちカラオケ」アプリへ加入すると歌い放題です。
知ってました?SNSでも話題になったスイカゲームはAladdin Xが開発したんですと。可愛らしいグッズが発売されてるのは私も初めて知りました!
ということで実際に使っていきます。
付属品
セット内容は照明本体、シェード、カバー、シーリングアダプター、リモコン、単4電池2本、取扱説明書など。
他に必要なものなくAladdin X2 Lightを存分に味わえますが、オプション品の購入で楽しみ方を広げることも可能です。
- テレビを見るならXit-Air120CW-Z
- ワイヤレスでHDMI接続できるAladdin Connector 2
- おうちカラオケのアプリにはAladdin Mic2
詳細はAladdin X公式にて。
設置方法は本当に簡単
一般的なシーリングライトの設置方法と一緒で引っ掛けシーリングがあれば数分で終わります。付属品のアダプターを取り付けて照明をカチッとハメるのみ。
心配な点は軽量化されたとはいえ4.7kgあるので天井の耐久性、不安な人は念のため2人で持った方が良いのかも。
プロジェクターが仕込まれてるとは思えないくらいのサイズ感でスタイリッシュな仕上がりです。
感想を添えながら色んな機能を使っていきます。
投影距離と画面サイズについて率直な感想
初投影の感想は画面が予想より大きく綺麗で期待以上。
動作音も静かで気になりません。
私は初代のイメージしかなく進化が楽しみだったので、このグレードアップされた姿は非常に…嬉しい。
ほぼ80インチだから逆算して壁までの距離は1.64mくらいですね。
上下の稼動はリモコンからの操作でシームレスに動き、可動域もこのくらいあれば問題なく、見上げて首が疲れることも解消できます。
問題は正面に障害物がある場合の左右移動なんですけど、これは本体そのものを少し回転することで調整します。
左右にずらすことで起こる歪みは台形補正で解決しますが、補正したあとはうっすら残るんですよね。お分かりでしょうか?
映像には問題ないですが、できるだけ正面に投影したいのはたしかです。
日中でも部屋を暗くすれば楽しめる
日中の明るさに配慮しないで無防備だと流石に厳しいのですが、暗めの部屋や遮光カーテンを活用すると日中でも楽しめるレベルになります。
基本的には暗い部屋なら十分に満足できる明るさと綺麗な映像を提供してくれます。
天井から降り注ぐスピーカーもなかなかのもので、ライブや映画は臨場感と迫力を感じます。
没頭するならやはり暗い部屋。
本領発揮できる夕方以降で印象はだいぶ変わります。
テレビで見るより音質も迫力も桁違いなので、我が家の環境では正直に日中ならテレビ、夜ならプロジェクターに移動します笑
日中でも満足を求めるなら上位のX2 Plusと言いますか、Aladdin Maruca Maxレベルが必要になると思うんですよね。
Aladdin X2 Lightでコンテンツを楽しむ
Android OSが搭載しているため、外部機器と接続しないでもYouTubeやプライムビデオなど多くのアプリが使え、オリジナルコンテンツも豊富です。
壁時計やカレンダーはじめ、おうち美術館や美風景、学習ポスターや等身大動物図鑑、絵本の読み聞かせなど、子供が楽しめるAladdinコンテンツも用意されてます。
私はインテリア系が好み。
美しい映像をひたすら流してくれるアプリ。映像だけでなく焚火や川のせせらぎ、鳥の声、雨の音は心が安らぎます。
潜水艇から眺めているかのような海底の景色も面白くて雰囲気ありました。
スイカゲーム
スイカゲームをこんな巨大画面でプレイすることあります?? 思った以上の人気っぷりで累計ダウンロード数は1000万超えなんですと!
おはよう & おやすみタイマー
動画プレーヤー
個人的にとても好きな機能がタイマーで、小鳥のさえずりと映像で起こしてくれたり、ムードライトと音楽で眠りに誘ったりしてくれます。
カスタマイズで自分好みにアレンジ可能。
上記の映像はおやすみタイマーで、異空間に来た気分になりました。
Deep Sleep
Deep Sleepもタイマー機能と被るところがありますが、色んなホワイトノイズを聴くことができます。
レモンカットや調理、スポンジを切る音などなかなか珍しいものまであり、一定数いる無音じゃなかなか眠れない民、静かすぎると寂しさを感じる民にも良き。
「おうちカラオケ」アプリ
月額550円で歌い放題の「おうちカラオケ」アプリ。オプション品になるマイクを使って自宅で気軽にカラオケができるようになってます!
現在販売中で最新のAladdin Mic2は2つセットで12,800円。付属品のマイクレシーバーを照明に接続するだけでワイヤレスで使えます。
ボタン1つと音声アシスタントで、ほとんどの機能を使いこなせるスマートな製品です。
プラス300円で使用できるカラオケルーム作成では、遠く離れた知人だけでなく、知らない人とのカラオケまで実現する歌自慢に嬉しいコンテンツ。
ムードライトをミュージックに連動させることで雰囲気が高まります。
で、実際に使ってみるとなかなか本格的なものであり、マイクエフェクトもなんと6種類。しっかり音程をチェックされて採点までしてくれます。
娘にお願いして歌ってもらいました。
ちなみに気になるのは騒音問題が1つで、これくらいであれば外には聞こえない程度。自宅が山の中なら無問題なんですけどね。
あとマイクと演奏の音は別々に調整できるのですが、演奏の音を下げるとマイクの最大値も下がってしまうのは、ちと残念ポイントでしょうか。
ムードライトのカスタマイズ性
新たな機能のムードライトはメインライトとは別物で、どちらか一方を点灯できます。
弱めのカラーライトって感じで、お部屋の雰囲気を変えてくれまして、光の強さや色変更などカスタマイズ性が高いです。
この動画は音楽の店舗に合わせたもので、映画のシーンに合わせるモードもございます。
メインライトは伝え方が難しいですが、柔らかく自然な明るさに近いんですよね。
実は私、電気の明るさを好まない暗闇族なんですが、Aladdinのシーリングライトほど受け入れられる光を知らないくらい。
好みの明るさをいくつか保存して簡単に切り替えることも可能。
そういえばリモコンの話しを一切せずここまできたのですが、めちゃくちゃ分かりやすく使いやすい仕様に進化されてました!
雰囲気は動画にて…!!
まとめ
最新にしてエントリーモデルのAladdin X2 Lightでした。
不安視したプロジェクター性能が期待を裏切らないどころか想像を超えてきたのが嬉しかったです。寿命尽きるまで我が家で活躍してくれることでしょう。
Android OSを組み込んだ独自のAladdin OSで、子供まで楽しめるアプリを定期更新してくれるのも好印象でした。
大人向けでインテリア性のあるアプリが豊富なので、ライフスタイルを向上させたい方にはとてもおすすめ。生活の楽しみ方を教えてくれているようです。
設置場所と壁までの距離、投影できる壁やスクリーンさえ確保できれば、とんでもなく気軽に楽しめるプロジェクターとして最高です。
公式サイト:https://www.aladdinx.jp/

