細部の掃除にエアダスターを使うとその快適さが分かります。全てぶっ飛ばすところは正に爽快です。
でもちょっと危険も潜んでます。実際に起こった身近なできごとになりますが、事務所でシュレッダーの掃除に使ってると…。
小爆発しました。
「ボンッ」という、けたたましい音でしたが幸いにも怪我はなくシュレッダーも問題なく作動してました。ここでひとつ言えるのは、エアダスターの使い方と危険性は理解しておくべき。
逆に、危険さえ回避できればとても便利品として活躍してくれるので、もったいないなぁと思います。なので今日は正しい使い方とテクニックをご紹介しますね。
エアダスターとは
エアダスターはレバーやボタンなどの操作でノズルから気体を放出して、ホコリを吹き飛ばすための道具。
コンプレッサーで使われるのはエアダスターガン、エアブローガンと呼ばれることが多いです。
エアダスターは圧縮したガスを缶に封入した使い捨てタイプ。今回はこちらのお話になります。
エアブロワ―とも呼ばれてますね。
価格は400~500円くらいと比較的お手頃な価格となっています。100均でも購入できますがホームセンターやネットで購入するものとは容量が違うので寿命も早いです。
エアダスターの危険性
エアダスターの成分を誤解されてる人も多々います。酸素だけブシュッと出るわけではないですよ。こういった缶タイプのエアダスターから噴射されるのは圧縮された高圧ガスです。
引火性が強いため火気厳禁になります。
キッチンでガスコンロ使用中、またはストーブ運転中の傍では絶対に使用するべきではないと心得ておきましょう。
逆さまでの使用や連続使用で缶がキンキンに冷たくなってしまった場合には、中の液体も一緒に噴出されることがあり危険が伴います。
・最初にしたシュレッダー爆発の話を覚えていますか?
実は良い例になるのですが、掃除後すぐ使用すると危険なんですよね。ガスは空気より重く滞留します。気密性が高いものに使用すると内部に溜まってしまう場合があります。
今回のケースではシュレッダーの容器に貯まったガスが静電気により爆発したものと考えられます。おなじ理由で風呂場やトイレ、車内などの狭い空間で使用するときには換気が必須と考えましょう。
(電気製品はコードを抜くのが確実な方法)
ガスは火に近づけないように、と単純なことを説明させていただきましたが簡単に避けられることです。ちょっと怖がらせてしまったかもしれませんが、これさえ守ればとても便利なんですよ?
エアダスターの使い方
パソコンのキーボードやプリンター、また付近のコンセントがごちゃついてホコリまみれ。基本、こういった細かいところはブシュっと一吹きしてあげるとこれまで掃除できなかったモノが吹き飛びます。
特にコンセント周りの埃は火災の原因になる恐れもあり、綺麗に保つことはメリットしかありません。
エアダスターの威力は思っているほど強くないのも特徴です。ピンポイントで綺麗にするので目的を果たし見違えるほどスッキリにします。
そして使い道は豊富
テレビ、DVDプレーヤー、WiiUやアイコス。加えてフィルター関係などは掃除しにくいので助かります。使えそうなとこはバンバン使ってOK。因みにストーブも本格的に使い始める前にやってしまいました。時間が経てば全然大丈夫なんです。
正しい使い方
ここで1つ、エアダスター缶タイプには特徴があります
「プシュー!」
は正しい使い方です。
「プシューーーーーーーーーッ」
は好ましくないです。継続的に噴射してしまうと缶が冷えて勢いもなくなります。
「プシューップシューップシュー」
と、断続的に行うことが本来の使用方法で、最大の効果を発揮します。商品のレビューで良く見かける「勢いがなくなる」「すぐ冷たくなる」などの声。残念ながらこれはデメリットではなく缶タイプの仕様といえます。
ちょっと極端に言いましたが、長すぎるアクションだと効果切れが早くなるので使い方がポイントになってきます。
さて、少しの使用ならこのやり方で十分ですが問題があるとすれば大掃除などで多用したい時。どうしても勢いが戻るのに時間が必要になります。
そんな時は1本より2本、2本より3本なんですよ?
本数が増えることでA→B→C→Aと使いまわすことが可能です。これが効率良く使えるエアダスター術。
冷えた缶に休んでもらってる間に次の缶が活躍します。これを繰り返し行えばストレスフリーです。「長時間つかいたい!」そんな時にこの使い方はとっても便利。
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メリット・デメリット・選び方
デメリットは使用量が多ければ多いほど臭いです。エアダスターの欠点をまとめると圧縮ガスで危険性が伴うところ。子供の手の届かない場所に保管しましょう。
メリットはそこにあればすぐ使える手軽さ。モノに対して傷をつけず静電気も発生させずに異物だけを飛ばす優しさ。
このタイプを選ぶときのポイントはノンフロン(温暖化に影響がすくないエコ)。逆さ噴射でも漏れないもの。
使用して思うのは缶を逆さにして使うことが意外と多い。逆さに対応していないと漏れる場合があります。
缶タイプのデメリットがどうしても気になる人には電動のエアダスターが便利。缶タイプのデメリットを解消する充電式エアダスターは安全面で優れています。2018年になり早々に良い新製品が登場したので、興味のある方は参考にしてみて下さい。
参考:ガス不使用で安全!充電式の電動エアダスター サンワダイレクトの200-CD035を紹介
エアダスターの捨て方
これ、軽く触れておきますが気をつけて下さい。エアダスターの捨て方というかスプレー缶を捨てるときの基本。
「中身を使い切ってから捨てること」
当たり前のことだと感じてますが、「ちょっとくらい残っててもいいか」という安易な気持ちが後に事故に繋がる可能性もあります。このケースだとゴミ収集の作業員さんになりますが。
廃棄方法に関しては自治体が違えば捨て方も違ってきます。
・穴を開けなくても良い
・穴を開けなくてはダメ
などです。ただ、穴を開ける場合も十分注意すること。これは自分を守る為です。スプレー缶への穴あけ事故は未だに発生しています。
- 完全に使い切る
- 振ってみる
- 噴射させる
- 振ってみる
- 噴射させる
このくらい念入りが好ましいです。
まとめ
注意点さえきちんと守れば劇的に掃除が楽になります。
使い方は簡単。「プシュッ」で終わる掃除は楽しいですし、パソコンの横に1本置いとけば活躍してくれます。