「アイコスとグローどっちが良いのかな~?」と2択で迷う方へ向けてポイントを絞って比較していきます。
加熱式タバコの主要ブランドであるIQOSとgloは、どちらも専用ヒートスティックを高温で加熱するデバイス。
根本的に火を使わずに加熱する原理は同様に、タールを0にしたことで有害物質を90%カットするメリットも同じ。
とはいえ、メーカーが違えば使い勝手や満足度も異なるのは確かなところ。今回は両者を使う私目線で解説するので参考になればと思います。是非とも自分に合った最適なデバイスを探していきましょう!
デバイスの移り変わり
2019年にIQOSとgloは新製品の登場で大きく変化しました。具体的に、旧モデルは在庫限りとなり、これからは新モデルに目を移すことになります。
そのため2021年現在、購入するにあたりピックアップすべきはこの5点。
- IQOS 3 DUO(デュオ)
- IQOS 3 MULTI(マルチ)
- glo pro(プロ)
- glo nano(ナノ)
- glo hyper+(ハイパープラス)
低温加熱式を入れると話しが長くなるので除外します。「え?低温加熱式?」と思うのであれば下記を拝見して貰えればOKです。
【完全版】プルームテックプラスをレビュー!使い方、特徴、感想まとめ
それでは選ぶべきものを探していきましょう。
あなたはヘビースモーカー?ライトスモーカー?
それぞれ分かりやすい特徴があるので2択にまで絞れます。
- アイコスのDUOは20本吸える大容量タイプでMULTIが10本吸える小型タイプ。
- グローのproは20本吸える大容量タイプでnanoが10本吸える小型タイプ。
つまり1回の充電でたくさん吸えるデバイスが良いならIQOS3 DUOかglo pro。10本&軽量モデルが良いならIQOS3 MULTIかglo nano。
ここまで絞れます。
価格では圧倒的に購入しやすいglo
ザックリと言えば大容量タイプの方が価格と性能も上になります。
製品名 | 税込価格 |
IQOS 3 DUO | 6,980円 |
IQOS 3 MULTI | 4,980円 |
glo pro | 2,980円 |
glo nano | 1,980円 |
glo hyper+ | 480円 |
価格比較で一目瞭然ですが、gloは低価格路線を進むので始めやすい加熱式たばこになります。
次にスペックを比較していきましょう。
IQOSとgloの価格と性能を比較
まずは同メーカーの比較から。
IQOSの比較
IQOS3 DUO | IQOS3 MULTI | |
価格 | 6,980円 | 4,980円 |
最大喫煙本数 | 20本 | 10本 |
連続喫煙本数 | 2本 | 10本 |
喫煙時間 | 6分/14パフ | 6分/14パフ |
予熱時間 | 約20秒 | 約20秒 |
加熱温度 | 300~350℃ | 300~350℃ |
充電時間 | 約120分 ホルダー1分50秒 | 約75分 |
DUOは加熱式たばこデバイスとしては珍しい分離型。ホルダーとチャージャーに分かれるのは旧モデルの2.4Plusと新型DUOくらいなものです。
ホルダーには2回分の充電が蓄えられ、都度チャージャーに収めてホルダーを充電するデメリットはあります。が、2回連続喫煙できるので問題ありません。(1本分の充電に約1分50秒必要。)
対するマルチは10本連続で喫煙できるシンプル型。ほぼ全ての加熱式はシンプル仕様です。
ただ、DUOの良いところは20本分のバッテリーはありますし、ホルダーが20gと圧倒的な軽さ。喫煙時がひたすら軽い。マルチは50g(これでもかなり軽量です。)
gloの比較
glo pro | glo nano | |
価格 | 2,980円 | 1,980円 |
最大喫煙本数 | 20本 | 10本 |
連続喫煙本数 | 20本 | 10本 |
喫煙時間 | 通常4分 ブースト3分 | 3分30秒 |
予熱時間 | 通常20秒 ブースト10秒 | 約40秒 |
加熱温度 | 通常240℃ ブースト280℃ | 240℃ |
充電時間 | 約90分 | 約60分 |
ハッキリ言いますとglo nanoは軽量で価格が安いくらい。
glo proはブーストモード(高温加熱)を搭載、さらにIH加熱で予熱が早い(高温にすると吸い応えがアップ。)
マルチにしてもナノにしても小型デバイスは軽量で充電速度が早く、安いのも大きなメリットになります。
IQOSとgloをタイプ別に比較
IQOS3 DUO | glo pro | |
価格 | 6,980円 | 2,980円 |
最大喫煙本数 | 20本 | 20本 |
連続喫煙本数 | 2本 | 20本 |
喫煙時間 | 6分/14パフ | 通常4分 ブースト3分 |
予熱時間 | 約20秒 | 通常20秒 ブースト10秒 |
加熱温度 | 300~350℃ | 通常240℃ ブースト280℃ |
充電時間 | 約120分 ホルダー1分50秒 | 約90分 |
数値で判断するとgloが低価格なのにかなり優秀。20本連続で吸引回数にも制限ありません。
IQOS 3 MULTI | glo nano | |
価格 | 6,980円 | 1,980円 |
最大喫煙本数 | 10本 | 10本 |
連続喫煙本数 | 10本 | 10本 |
喫煙時間 | 6分/14パフ | 3分30秒 |
予熱時間 | 20秒 | 約40秒 |
加熱温度 | 300~350℃ | 240℃ |
充電時間 | 約75分 | 約60分 |
やはり価格差に目が行きますが、nanoの40秒待ち時間は最近の加熱式たばこの中では性能不足。
フレーバーの種類
フレーバーの種類はグローがNO.1!!
IQOSヒートスティック | |
Marlboro® 8種類 | 550円 |
HEETS™ 8種類 | 500円 |
gloたばこスティック | |
neo™ 10種類 | 520円 |
KENT neostiks™ 10種類 | 480円 |
どちらも価格の違う2種類の銘柄を販売中。フルーティーなフレーバーを好むならgloの方が豊富で味も確かです。
加熱方法の違い
加熱方法は大きく分けて2種類で、タバコ葉を内部から加熱するか、もしくは周りから加熱するかの違い。
ブレードを葉に突きさして加熱するのがIQOS。
gloは底蓋を外すとこの通り貫通しています。タバコは360℃全方向からの加熱になります。
加熱方法の違いで何が変わるのか
吸い応えに関係する
IQOS→内部から加熱することで吸い応えが強くなる。
glo→ブレードより吸い応えは若干劣る。ムラがある。
ただしIQOSは300~350℃、gloは240~280℃。温度差も関係してくるかと。
メンテナンスにも違いが出る
IQOS→ブレードが焦げ付く。内部にカスがたまるので放置すると苦味が出る。故に定期メンテナンスが必須。(1箱吸うごとに掃除が必要)
glo→焦げ付きがほぼなし、カスもたまらない。たまに付属ブラシを内部にササっと通すだけの簡単作業。
IQOSを使う方には当たり前のメンテなんでしょうけど、gloを使うと楽さを知ります。個人的にはこの違いが最も大きいです。
加熱式たばこの掃除に関しては下記を参考にしてくださいね。
実際に使ってみての感想
私、どちらも頻繁に使うのでそれぞれ思うところは沢山ありますが、できるだけ簡潔にまとめます。
IQOSの評価
最も重要と言えるキック感(喉にあたる感覚)のお話し。一般的に加熱温度が高いほどキック感が増します。
IQOSのキック感は加熱式たばこ最強。とにかく吸い応えを求むならIQOSが有力な選択肢。安定した高いキック感を提供してくれるので満足感はNO.1。
反面、メンテナンス性では最弱。強い吸い応えを得るための代償と考えてます。
最も使えるモデルがIQOS3 DUOで、これは揺るぎない。旧モデルでは1本吸うごとに充電が必要でしたが、2本連続&充電も1/2に進化したことで文句のない仕上がりです。
gloの評価
gloはこの1年程で大きく進化しました。旧モデル時代は吸い応えの物足りなさで2度と使うものかと思ったほど。
しかし現在ではブーストを搭載したglo proの登場や、たばこスティックの改善で満足できるレベルに進化。しかも良心的な価格で好印象です。
メンテナンスも楽ちんでフレーバーは香ばしさを出せるので紙巻きに近いものがある。neoダークやケントのトゥルーリッチタバコは最高です。
デメリットを言えば3~4分まで吸い続けると最後まで味がもたない、薄くなる、ムラがあるなど。しかし、それを差し引いても出来は良い。
加熱式たばこのタバコ臭に関してレポ
もう1つ、加熱式特有のタバコ臭はIQOSが嫌われがち。慣れれば問題ないですが人によっては紙巻きより嫌う方も。gloも大差はありません。
とはいえ、発生する水蒸気と紙巻きの煙を比較すると雲泥の差。加熱式の水蒸気は臭いを残さない。車内の空気もクリーンになる。壁紙を黄色くしない。頭痛がなくなる。などなどメリットしかありません。
それでも喫煙中の臭いを軽減したいならば低温加熱の検討や、高温加熱でもJTのプルームエス2.0はIQOSとgloに比べてかなり軽減されてます。参考にどうぞ。
結局アイコスとグローはどっちが良い?
これは実はとても難しい質問と言いますか、ここまでの比較でほぼ決まっているのではないでしょうか!…決まっていれば嬉しいです。
紹介した性能から自身の生活リズムやシチュエーションから導いてもらえればと思います。
アイコス派
本体価格に屈せず吸い応えを重要視。それなら圧倒的な人気を誇るIQOSでしょう。バッテリー問題を解決できるなら使い勝手が良いのはマルチですが、どちらも購入して自宅と外出用で使い分ける方もいます。
グロー派
初期費用を抑えたい方には参入しやすいこちら。使い勝手においてはほぼデメリットがないので誰にでも受け入れられる安定のデバイスです。最初にガツンときて最後は吸い応えが薄くなるものの、過去に比べて満足感が大幅グレードアップ。
グロープロを選んだ方にはグローハイパープラスをおすすめします
ここまで読んでグロープロに決めた方に重要なことをお話しますと、2021年1月に発売されたグローハイパープラスの方が圧倒的におすすめです。
グローのスティックが太くなったことで吸い応えが薄くなる問題を解決し、最後まで満足感が続くようになりました。
現在ではグロー最高のデバイスにして、本体価格は税込480円と激安です。
私の好みも入れますともはやグローハイパープラスで良いのでは?と素で思ってます。
下記はデバイスとフレーバーのレビューになります。
おわりに
メーカーによりもちろん性能が異なるため、加熱式タバコ本体の選び方は重要になりますよね。
今回の記事で是非とも自分に合った最適なものを見つけて貰えれば幸いです。