オーディオブランドであるEarFunの新製品「EarFun Air 2 NC」のレビューです。
EarFun Air 2 NCの最大の特徴は高性能なANC機能(ノイズキャンセリング)を手頃な価格で体験できるところでしょうか。
前モデルのAir 2にANC機能を搭載してパワーアップしたイヤホンです。
スペックは最上位モデルのEarFun Air Pro 4に及ばないですが、コスパの良い選択をしたい方に適した製品です。
製品概要
EarFunの新製品でありながらフラッグシップモデルのAir Pro 4よりも安く買えるコスパの良さがおすすめ。
単純な位置づけとしてはAir Pro 3よりも上のスペックで、Air Pro 4よりも下といったところですが、Air Pro 4の9,990円に対してこちらは7,990円になります。
サクッと下記の特徴があります。
EarFun Air 2 NC
- ハイレゾワイヤレス認証で極上の音楽品質と原音再生
- 高音質コーデックLDAC採用で他のBluetoothコーデックの3倍のデータ転送を実現
- 11mmウール複合ダイナミック・ドライバーでパワフルな低音と突き抜ける高音
- ムービーモード(空間オーディオ)機能搭載で臨場感溢れる3Dサラウンド・サウンドを体感
- QuietSmart 2.0+ハイブリッド・アダプティブ式ノイズキャンセリング機能で最大45dBのノイズ低減
- AI通話ノイズキャンセリングによりどこにいてもクリアな通話を実現
- Google Fast Pair対応でAndroidスマホと一瞬でペアリング
- ゲームモードで最大55msの超低遅延
前モデルのEarFun Air 2と比べて
EarFun Air 2 NC | EarFun Air 2 | |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
コーデック | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC |
再生時間 | 9時間(ケース込み40時間) ANCオン6時間(ケース込み27時間) | 9時間(ケース込み40時間) |
充電時間 | 1.5時間 | 1.5時間 |
ノイズキャンセリング | QuietSmart 2.0:-45dB | なし |
防水規格 | IPX5 | IPX7 |
ワイヤレス充電 | 〇 | 〇 |
マルチポイント接続 | 〇 | 〇 |
ムービーモード | 〇 | × |
ゲームモード | 〇 | 〇 |
価格 | 7,990円 | 5,990円 |
前モデルのAir 2は完全防水。水没の心配をされる方にはありの製品。
EarFun Air Pro 4と比べてみて
EarFun Air 2 NC | EarFun Air Pro 4 | |
Bluetooth | 5.3 | 5.4 |
コーデック | SBC/AAC/LDAC | SBC/AAC/LDAC aptX Adaptive/aptX Lossless |
再生時間 | 9時間(ケース込み40時間) ANCオン6時間(ケース込み27時間) | 11時間(ケース込み52時間) ANCオン7時間 |
充電時間 | 1.5時間 | 1.5時間 |
ノイズキャンセリング | QuietSmart 2.0:-45dB | QuietSmart 3.0:-50dB |
防水規格 | IPX5 | IPX5 |
ワイヤレス充電 | 〇 | 〇 |
マルチポイント接続 | 〇 | 〇 |
ムービーモード | 〇 | × |
ゲームモード | 〇 | 〇 |
Google Fast Pair | 〇 | 〇 |
自動装着検出 | × | 〇 |
Auracast | × | 〇 |
価格 | 7,990円 | 9,990円 |
音質、再生時間、自動装着機能などEarFun Air Pro 4の強みを再認識できます。EarFun Air 2 NCに唯一搭載されるムービーモードもポイントの1つになりそう。
EarFun Air 2 NC レビュー
手頃な価格ながらノイズキャンセリングと高音質を実現した注目のイヤホンです。
ケース自体はマットでサラッとした質感で、特徴的な要素はありませんがいい意味でEarFunブランドらしいなと思いました。指紋がつきにくいのがいいですね。
底面にType-Cポートと物理ボタン。中心にはLEDインジケータがあり、色で充電残量の把握ができます。本体はシンプルですが専用アプリでは1%単位で表示されます。
付属品
- EarFun Air 2 NC
- Type-C充電ケーブル
- イヤーピース4種類
- 説明書
外観チェック
第一印象のイヤホンケースは小ぶりで軽量です。イヤホン自体は一般的でもコンパクトで携帯性抜群で推せる製品です。
取り出しやすくはありません。少し指がオイリーだとつるっとすべることもしばしばでしたが、デメリットに入れるほどでもない小さな問題。
カナル型のスティックタイプでステムが下に伸びている形状です。EarFunでは最も多く採用されるもので通話品質にも長けています。
タッチセンサーエリアはロゴよりも上の範囲。感度も精度も良好で、誤動作の多くは自分の操作ミスくらいに感じました。
実際に使ってみた感想など
装着感は個人的な要素も多いですが、私としては完成形かと思うくらいには非がなくて、長時間でも全く疲れません。とても自然体で過ごせるので、1日中していても耳は痛くならなさそう。
疲れるならANCオンで使い続けるときくらい。ノイズキャンセリングは雑音をかき消して集中できる反面、気圧変化に近いものを感じるんですよね。
耳と脳への圧迫感みたいな。トンネルを通過するときや飛行機に乗った時の変化みたいなもので、長時間だと私は確実に脳が疲れます。なので短期集中や臨場感を求めたい時に使ってます。
ノイズキャンセリングについて
そのANCですが、QuietSmart 2.0+アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング搭載で-45dBが実現されてます。そしてとても実用的。実体験ではノイキャンモードで過ごして時が経つと、今はストーブを付けているのか、換気扇は稼動しているのか、誰かそばにいるのか分からなくなることもありまして、外してハッと気づくみたいなことが起こりえます。
私は本当に音に敏感でストレスの大半を占めるので、半減する雑音に救われてます。このレベルでも十分に効果ありなので価値があります。
さらに専用アプリではノイズキャンセリング3種類の選択も可能です。
ノーマル、外音取込、風ノイズキャンセリング、耳適応ANC、ノイキャンのモードを簡単かつ分かりやすく切替できるのが素敵。私の場合は普通にノイキャンモードが好みでした。
ちなみにアプリ全体がもう扱いやすくて素晴らしい。
シアターモード搭載
超遅延のゲームモードの他に本気ではシアターモード(ムービーモード)が搭載されてます。空間オーディオですね。音を立体的に再現することで、リスナーがまるで音の世界に包み込まれているかのような感覚を提供する技術です
特に映画や音楽、ゲームでの臨場感を高めるために利用されてるもので、実際使った感想としては…
たしかに。
映画館やライブの感覚に近づけるもので、デキが良い。映画ではボイスや効果音も迫力がアップしてよりリアルさが伝わります。ホラーをみると怖いです。
音質について
Air 2 NCでは新しいチューニングが施され高音域がよりクリアに聴こえます。これによりボーカルや楽器の細かいニュアンスも際立つ印象です。バランスも良くて正直にこの価格帯で文句のつけどころがない音質。
ジャズからリラクシングBGM、Pops、映画までこれ1つで何でもいけるオールマイティさを感じました。
まとめ
スペックではAir Pro 4に劣るものの、それを感じさせない仕上がりです。音質でも明らかな違いを感じるまでに至らないので、何もわからない方に2つを渡してどっちが欲しい?と聞いたら圧倒的な差にはならないと思います。
であれば、価格が手頃なAir 2 NCにとても大きな魅力を感じます。
マルチポイントでスマホとパソコンをシームレスに使い分け、集中したい時にはノイキャンモード、迫力ある映画を楽しみたいなら空間オーディオ技術あり。
こんな人に向いてるのでは??
- 映画や音楽をよりリアルに楽しみたい人
- ゲームの音響体験を重視する人
- 高品質なサウンド体験に興味がある人
めちゃくちゃ満足できる1台でした。
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