いつものタバコが加熱式タバコに!?
紙巻きタバコが吸える加熱式デバイス
というタイトルで、クラウドファンディングMakuakeにてプロジェクトが始まったAirphar Aircig(エアファーエアシグ)を先行レビュー。
いつも吸ってる紙巻きタバコをデバイスに挿入し、加熱して吸えるデバイスです。
紙巻が加熱式に早変わりするナイスな製品で、メリットは火を使わないためニオイが少なく壁紙も汚さない、体への負担も穏やかに。
アイコスやグローなんかは専用たばこが必要ですが、Airphar Aircigは市販されている直径7.8mmの紙巻タバコならなんでも吸える仕様です。
Makuakeのプロジェクトは2023年10月25日が終了日。
現在は一般販売開始となりました!
Airphar Aircigの製品仕様
一般的なヴェポライザーは刻みタバコを詰めて吸うものですが、こちらは紙巻タバコに的を絞った専用機。
紙巻専用のヴェポライザーは他にもありまして。例えば1/3から1/4に切って使えるコスパの良いやつなど。これはガチでおすすめする。
ただ今回のはまるまる1本使用するため節約にはならないタイプです。
なので最初はそれらに比べていったい何のメリットが…、と思ったんですけど、カットする手間などが省けて手軽さには長けてるのかと。あとは実際吸ってみてですね。
スペックは下記のとおり。
サイズ | 102.0mm × 46.0mm × 24.5mm |
---|---|
重さ | 107g |
充電時間 | 2.5時間 |
使用本数 | 20本 |
予熱時間 | 35~40秒 |
加熱時間 | 230秒~410秒 |
対応タバコ | 市販の直径7.8mm |
バッテリー | 3000mAh |
2.5時間の充電で連続20本吸えるバッテリーは良き。
ディスプレイ搭載で充電残量、加熱温度、喫煙時間、累計本数、現在のモードの把握が可能です。
5種類のモードは加熱時間が異なります。3分50秒から最大6分50秒で、紙巻きたばこを吸うよりはずいぶんと長く楽しめる。M5が何のためにあるのかちょっと分からず…。
Airphar Aircig レビュー
付属品は本体、Type-C充電ケーブル、クリーニングブラシ、説明書。
グローを少し大きくしたようなフォルム。周囲は合金で覆われていて握るとヒヤッと感じます。中心のボタン1つで全ての操作が可能です。
底部にはたばこ挿入口とType-Cポート。
使用済みのタバコを取り出すときに開くと抜きやすくなります。
フィルターホルダーは回転式に取り外しが可能。
外した状態では気持ちいいほどの貫通。フィルターホルダーも丸洗いができるしメンテナンス性には長けています。
ボタンを押すとディスプレイに現在のステータスが登場。
加熱温度:230℃
加熱時間:230秒
充電残り僅か
喫煙本数0本
モード1
こんな感じで分かりやすくなってます。モードで変更されるのは喫煙時間で、加熱温度はいずれも210℃~280℃で設定可能です。
実際に使ってみた感想
喫煙を始めるにはタバコをちぎってフィルターと葉に分離する必要あり。
フィルターはホルダーへ。タバコ葉は底面の挿入口からスポッと。
アイコスやグローのようにタバコをちぎらないでそのまま挿し込めればさらに便利だったんですけどね、そうはならなかった様子。
ロングだと押し込んでも少しはみ出すので廃棄の際は楽そうです。
ということで吸ってみましたが、初期設定の210℃では吸い応えがなさすぎました。加熱温度を上げていくと十分な吸い応えで、満足感においては文句なし。
で、幾つか思ったことがあるので書いときます。
まずAirphar Aircigを使うにあたり何のメリットが…って思ってたんですよね。節約できるヴェポライザーがあるんだからそりゃそう思うでしょう。
1にパキッと折ってすぐに吸える手軽さ。
2にかなり紙巻きタバコに近い味。
こんなところ。特に味は今まで吸った紙巻専用とかなり違うと言いますか、ヴェポライザーっぽくなくて。
一般的なヴェポは火を付けたときとは味が変わるのですが、Airphar Aircigはそのまま紙巻きタバコの味に近く。まるで火を付けたかのようだけど実際は蒸気。
こと味に関しては良い特徴持ってます。
紙巻タバコから加熱式に替えた時、続かない原因の1番は味や吸い応えに満足できないからなんじゃないかと。
これならお気に入りのたばこをそのままに。強い武器です。そんなところ。
ちょっと微妙な点を言えば、かなり焦げてるので抜く時に折れやすい。折れても取り出せますが面倒に変わりなし。
あとデバイスが結構熱くなるので連続吸いは少し時間を空けた方が良いかと。
改善できれば更に前進できそうです。
個人的にはホルダー側からそのままタバコをスポッと挿入できるだけでかなり価値が上がりそう。と思いました。
まとめ
このご時世ですから加熱式派が増えているのを肌で感じています。
ニオイは消えるし、体への負担は減るし、周囲配慮ができるし、ヤニ汚れから解放されるし、と良い事ばかり。
「あの紙巻きタバコの味から離れられない。」といった方に、良きデバイスだと思います。
加熱式デビューのきっかけになるようなデバイスです。