こんにちは~。おもしろいイヤホンをお試しする機会をQuestyle Audio(クエスタイルオーディオ)さんよりいただけたので。
2023年8月29日よりクラウドファンディングMakuakeでプロジェクトが開始された有線イヤホン、Questyle NHB12のレビューです。
同ブランドの製品が日本で販売されるのは正規ルートで初のこと。
何が興味をそそるのかと言いますとMFI認証を取得した世界初の有線イヤホンで、ハイレゾロスレス(High-Resolution Lossless)に対応しています。
Questyle Audioは2012年設立のハイレゾ対応オーディオの専門ブランド。ハイグレードなヘッドホンアンプやDAC、ポータブルオーディオプレーヤーなどで知られています。
私は今回を機会に初めて聞いた名前でしたが、全世界40カ国以上の国と地域で愛され信頼されているブランドです。
Makuakeでは初日に目標金額を達成。プロジェクトは2023年10月30日まで行われ、一般予定販売価格は49,999円。
早割として28%オフが適用され、現在では35,800円にてお得に購入が可能です。早いほどメリットがあるので現在価格をお確かめいただければ。
気軽にiPhoneでハイレゾロスレスを聴くために
Questyle NHB12はMFI認証を取得した世界初の有線イヤホンです。
MFIはMade For iPhone/iPad/iPodのことで、Appleの定める性能基準を満たしている製品にのみ与えられる証。
つまりAppleさんが直々に「安心して使えますよ~」のお墨付きなんです。
さてさて、Apple musicがロスレス・ハイレゾと空間オーディオへの対応を発表したのは2021年のことでした。
これにて超高音質で聴けるようになりましたが、対応する機器はもちろん必要で、ワイヤレスイヤホンでもハイレゾロスレス音源の再生はできません。
そんなこともあり、Questyleは敢えての有線イヤホンを選択されました。
本来ならApple musicのハイレゾロスレス音源を聴くにはイヤホンのみでは不可能で、DAC・アンプ等の外付け機器が必要でした。
が、Questyle NHB12は小型の省スペースにDACを取り込む形でイヤホン単体でそれを可能にしました。
スマートで気軽に楽しめる製品を生み出したのです。
iPhoneのためのQuestyle NHB12
Questyle NHB12はiPhoneのために作られた有線イヤホンと言えます。
付属品の3.5mmケーブルにてAndroidやPCでも使えますが、目的としてはiPhoneで高音質を愉しむが大前提ではないでしょうか。
ちなみにハイレゾロスレスとは情報の損失が少ない意味であり、音楽ファイルを圧縮する際にオリジナルの音源データを同等の音質で維持する圧縮形式です。
通常は圧縮すると音質は劣化するものですが、ハイレゾロスレスは音質を維持しながら圧縮可能。
代表的なフォーマットにAppleの音質最高峰であるALAC(Apple Lossless Audio Codec)がありますが、Questyle NHB12はこちらにも対応しています。
ボーカルの微かな息づかい、楽器の余韻、ライブの臨場感など、キラキラ輝く音の粒が全身に駆け巡って鳥肌が立つような感覚と、かつてない音楽の感動で心が震えます!目の前にいるような、あの衝撃が完全に蘇る!
Questyle NHB12 レビュー
ということで、Apple musicで聴ける音楽パフォーマンスを最大限に活かしたいのならQuestyle NHB12は控えめに言ってかなり良き。
いつも聴く大好きな曲が別物級に聴こえるくらいの衝撃を体験できるのでは?
ではでは届いた製品を開封していきますが、パッケージを手に取った段階ですでに高級感を感じています。
もう何と言いますか高級感しか出てこなく、大事に大事に収められた感じです。
付属品
イヤホンの下には付属品。
2pin/3.5mmケーブル、イヤーピース(サイズ5種類)、専用ケース、取扱説明書。
3.5mmケーブルのおかげでAndroidにも使えますが、ハイレゾロスレスで聴くならiPhoneに接続する必要があります。
説明書は日本語に対応してませんでしたが、使い方はワイヤレスイヤホンに比べて単純なので不要かと思います。
ケース内にあるベルトを巻いてかなり綺麗に収納できるのでとても実用的。
ケース自体の仕上げも非常に精緻で、細部まで気配りが行き届いてます。
イヤホン本体
こちらがQuestyle NHB12。ケーブルには銀メッキ無酸素銅が使われていて、耐久性はもちろん見た目も素敵。質感はシリコンのように柔らかめで肌にあたっても不快感がありません。
ハウジングはアルミ製の鏡面仕上げ。ごつく見えますが実はスマートでさらっとした質感、とにかくかっこいい。Questyleには10.2mmの大型ダイナミックドライバーが採用され、豊かな低音域からしっかりした中音域と繊細な高音域までサポートします。
着脱式のリケーブルが採用されて付属品の3.5mmケーブルと交換が可能。初期に装着されているイヤーチップSサイズは一般的なものより大きく薄型で、花びらのように開いている特徴的な形状です。
ケーブルはフック状に記憶されているため耳に掛けやすく、重さの負担が軽減されてます。
Lightning端子。
イヤホンと端子の間に何やら見慣れないものがありまして、これがQuestyleの特許技術。カレントモードアンプ(Current Mode Amplification)テクノロジーを使用したCMA SiPチップが搭載されてます。
カレントモードアンプテクノロジーは、Questyle独自の電流による増幅技術です。
DAC・アンプの役割を担うものを超小型化。
とてもおしゃれに仕上げられていてアクセサリーのような感覚。インジケーターが光るので気に入る方が大多数かと。
実際に使ってみて
ゴロンとした形状なので違和感あるかと思いましたが装着感はかなりいい。綺麗にフィットする割に圧迫感は少なめで長時間付けていられます。
しっかり遮音性もありますが外の音が聞こえやすくなってるのは個人的にはありがたい。
消費電力はBluetooth接続の半分程度とのことなので、気にせずガンガン使えそうです。
ということで、せっかくなのでApple musicでハイレゾ・ロスレスで聴いてみます。
曲が再生されるとサンプリングレートインジケーターが赤く光ります。
上の画像では1つだけ光ってまして、シングルライトは48kHz以下のロスレス。ダブルライトは48kHz以上のハイレゾロスレス品質になり、視覚でも確認できて便利です。
希望通りのコーデックで聴けてないことは珍しくなく…。これが高音質!凄い!と聴いていたら実はSBCで接続されていたり(ふしあな)
装着するとこれ、ちょうど胸のあたりにきて点灯するのでめちゃくちゃおしゃれなんですけど。かなり自己満ですが超気に入ってます。
ちなみにハイレゾロスレスを聴くためにはiPhone側の設定が必要で、設定→ミュージック→オーディオの品質→ロスレスオーディオON。
Wi-Fiストリーミング時の音質をハイレゾロスレスにするのがおすすめです。
こんな感じでサンプリングレートインジケーターが2つ点灯すれば、Apple music最高音質のハイレゾロスレスをフルに発揮できている証拠。
Questyle NHB12があるだけで最大24bit/192kHzのハイレゾロスレスを愉しめます。
そんなわけで実際に聴いてみましたが、音楽で感動できるイヤホンでした。
ファーストインプレッションでボーカルの声が綺麗すぎて震えます。加工されていない生の声をそのまま聴いているかのように、息づかいまではっきりと。
ささやき声やかすれ、強弱、歌い手の感情まで。
「際立ってボーカルの声が美しく聴こえる」がQuestyle NHB12の最も好きな特徴なんですけどね、私の。
ただ不思議なことに楽器の音色は個々に区別できて全く負けていなく、繊細な音までとても綺麗。主役はボーカルだとまるで分っているかのようなサポート。
高音、中音、低音のバランスはとてもいいのですが、個人的には低音の強さも見逃せなく、曲によっては重低音でバリバリ盛り上げてくれる臨場感は最高。
バラードは泣かしにかかってくるので、浸りたい方に最適。泣きたい時は思う存分泣いたらいいと、、そんな時もありますよね。
意外とね、いつも聴いてる曲がハイレゾロスレスに対応していないなんだなと改めて思ったりもしましたが、ロスレスでも十分。
ハイレゾロスレスだから最高~!というよりも、Questyle NHB12が最高なんだと。
まとめ
iPhoneでApple musicを聴く方にめちゃくちゃ刺さる有線イヤホンですよね。
Apple musicのハイレゾロスレスが別機器不要でそのまま聴けます。
そこは大前提に絶賛しておきつつ、デザインもかなり推したいです。
おしゃれなアクセサリー感覚で、ワイヤレス派の方でも魅せるイヤホンとして使いそう。ほんと素敵なんです。
気になる方はMakuakeで応援購入可能です。
プロジェクト終了日は2023年10月30日。
早期購入ほどお得です。