EarFunのワイヤレスイヤホン「EarFun Air Pro3」のレビューです。
6,000円台のイヤホンにマルチポイントを搭載したEarFun Air Sを以前に紹介しましたが、さらに進化を遂げたEarFun Air Pro3の登場。
国内最大級を誇るオーディオアワードVGP2023金賞・企画賞を受賞。数々の賞を受賞してきたEarFun製品の傑作です。
2024年現在、最新モデルのEarFun Air Pro 4が発売しています。
EarFun Air Pro 3 とは?
予算1万円なら迷わず選んで後悔のないお買い物。
ほぼ全部入りのイヤホンだから。
強いて言うならば装着検知がないくらいで、ハイレゾ相当の高音質コーデックaptX Adaptiveに対応。
ゆくゆくは今後のアップデートで次世代BluetoothオーディオのLE Audioにまで対応予定。
周囲の雑音を低減するANCは業界トップクラスの-43dBで、cVc 8.0 ノイズキャンセリングでクリアな通話も実現。
マルチポイントは「音楽や動画はスマホ以外でも~」って方にイチオシ。
2台のデバイスにペアリングしておくと、再生したデバイス側にシームレスに接続してくれます。
低価格帯にこの機能は珍しく、大抵は1台しか接続を保てないんですよね。
メインで使うスマホにペアリングしておいて、パソコンで使いたい時にはペアリングし直して。って面倒じゃないです?
マルチポイントなら繰り返すペアリングの煩わしさから解放してくれます。
ケース含め45時間の長時間バッテリーや、ワイヤレス・急速充電に対応するなど仕上がり最高の1台です。
2023年、早々に発売
2023年1月10日より本体価格8,990円にて発売。
Amazonで売り切れが続いた製品です。
同じマルチポイント接続を有するAir Sより2,000円ほど高くなりますが、高音質で低遅延、音途切れに強い有線並の安定性を備えるaptX Adaptive。
ANC効果や再生時間の大幅アップ、最新Bluetooth5.3を搭載したEarFun最強のワイヤレスイヤホンと言えます。
EarFunらしいフォルム
これまでと変わらないEarFunらしいシンプルなフォルム。
形状が少し変わった程度かと思いましたが、ケース蓋の開閉にカチャカチャした感じがなくなったのがとても良き。
イヤホンも取り出しやすくスムーズな着脱が可能です。
没入感の高いカナル型を採用。
タッチで操作できる丸い部分には凹みがあって、装着しながらでも扱いやすくなってます。
イヤホン本体はEarFun Air Sと比べてステムが短く幅広に。
最近のEarFun製品の中では1番好きなデザイン。
EarFun Air Pro 3とEarFun Air Sの比較
EarFun Air Pro 3 | EarFun Air S |
Bluetooth5.3 | Bluetooth5.2 |
最大再生45時間 イヤホン9時間(ANC7時間) | 最大再生30時間 イヤホン6時間(ANC5時間) |
コーデック SBC/AAC/aptX Adaptive | コーデック SBC/AAC/aptX |
IPX5防水 | IPX5防水 |
ANC‐43dB | ANC‐30dB |
機能 マルチポイント ワイヤレス充電 専用アプリ対応 | 機能 マルチポイント ワイヤレス充電 専用アプリ対応 |
8,999円 | 6,999円 |
実際に使ってみて
初回はケースの蓋を開けるとペアリングモードに突入します。
接続側のBluetooth設定から「EarFun Air Pro 3」をタップするだけで接続は完了。
以降は蓋を閉めると接続オフ、蓋を開けると接続オンになり、流れるように使えます。
2台のデバイスに接続できるマルチポイントは手順が変わり、ケース中央のボタンを3秒長押しでペアリングモードへ。
順に接続側のBluetooth設定を済ませると、最初の接続が一時的に解除されるので再接続。これで2台のペアリングが完了です。
私専用?と思えるくらいのナチュラルな装着感でフィット感は高め。少々の動きで外れることはない安心感の中で使えます。
音質はやや低音が目立ちますがバランス良く、ボーカルの声も綺麗に入ってくる。
BGMや効果音はとにかく迫力があり、映画やゲームは溢れる臨場感を演出してくれます。
それでいて繊細なアコースティックギターやピアノの音、ボーカルのささやき声も生演奏かのように。
この価格のイヤホンにこれ以上求めるのは酷。あらゆるジャンルで楽しめます。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)は業界トップクラスの-43dBで、強力なANCが魅力だった同ブランドのEarFun Air Pro 2の-40dBよりさらに上。
サーっという音もほとんどなく、オンにすると生活音や環境音をかなり低減してくれます。
TVの音や人の声も少し遠くに聞こえる分、集中したいときにとてもいい。
そのため使うシーンには注意が必要で、運転中や歩行中だと危険が伴います。
また逆にイヤホンを装着しながら周囲の音が聞こえる外音取り込み機能もあり、こちらも自然な感じで実用的。
専用アプリ「EarFun Audio」に対応しています。
正確な充電残量はじめ、ANCや外音取込、低遅延のゲームモードのオンオフが簡単に行えます。(イヤホン側からでも可能)
イコライザーでは4つのプリセットに加え、好みの音域にカスタマイズも可能。
タッチ操作のキーのカスタマイズ、ファームウェアアップデートもできるため、真っ先にインストールするべきアプリです。
付属品
付属品は本体、Type-C充電ケーブル、イヤーチップ4種類、クリーニング綿棒、取扱説明書。
技適認証取得済、正規メーカー18ヶ月保証です。
まとめ
装着検出機能が必須ならば該当しませんが、予算1万円で高性能イヤホンをお探しなら間違いない製品。
高音質、強力ANC、マルチポイント、ロングバッテリー、ワイヤレス充電など、満足感を満たしてくれるイヤホンでした。
装着検出も搭載したEarFun Air Pro 4が発売しています。