左手デバイスのブランドTourBoxから、新モデルとなる「TourBox Elite(ツアーボックス エリート)」が登場しました。
TourBox Eliteは左手で扱う補助ツール。
イラストや動画編集等ではマウスやキーボードも駆使して作業を行いますが、操作を左手に集約させることで作業時間を大幅に短縮できる。という製品。
クリエイター向け時短ツールの「TourBox Neo」が進化して、ワイヤレス対応になったTourBox Elite。
2022年3月1日よりクラウドファンディングのCAMPFIREでプロジェクトを開始するや否や、開始1分で目標を達成した人気のアイテムです。
※TourBox様にサンプル品をご提供のもとレビューしております。
TourBox Elite レビュー
TourBox Eliteで出来ることは以前にまとめたので、今回は早速実機に触れていきます。
ちなみに私、前モデルのTourBox Neo発売のときにお話をいただきこちらのブランドを知ったのですが、クリエイターツールということで見送ったんですね。
私はその道に長けたクリエイターでもないし。
現在は動画編集やイラストにもぼちぼち触れる機会もありまして、どんなものかと使ってみたくなりました。
新モデルのTourBox Eliteになって初めて手にします。
手のひらサイズでも約423gでズッシリくるボディには高級感。
見た目やサイズはTourBox Neoと変わりないですが、Bluetooth接続に対応したことでスッキリ度が爆上げしたもよう。
そしてカラーはブラックのみからホワイトとスケルトンを加えた3色になったのが大きな違いで、今回は半透明なスケルトンをレビューしていきます。
現在価格をみるとTourBox NEOが19,600円で、クラファンでプロジェクト中のTourBox Eliteが早割で23,980円。クラファンは早めの購入で割引されるのでチェックしてみて下さいね。
付属品と外観
開封していくと本体とUSBケーブルが専用の収納袋に入った状態からスタート。
付属品はTourBox Elite本体、Type-C(CtoC)充電ケーブル、単3電池2本。あと説明書と収納袋×2ですね。有線でもワイヤレスでも使用可能になりました。
持ち運びには収納袋が便利。ケーブルと本体が別になるので干渉して傷が付くのを防げます。
外観
11個のボタンと3つのダイヤルで構成されるTourBox Elite。
それぞれのボタンに良く使うアプリのキーを割り当てることで、自分好みのカスタマイズから作業スピードアップが期待できる。
後ろ側には有線接続に使うUSB-Cポート。充電式ではありません。
背面には電源スイッチとBluetoothペアリングのボタン。4隅には滑り止め。ワイヤレス接続には単3電池2本が必要です。
重さと滑り止め効果で安定感がいいですね。握りやすく手に馴染むフィット感で使う前から気に入りました。
ソフトウェアのインストール
TourBox Eliteの使用にはソフトウェア「TOURBOXコンソール」のダウンロードが必要です。公式サイトよりダウンロード、ソフトウェアに進みましょう。
MacとWindowsに対応しているので選択します。
Nextをクリックしてインストールしていくと、デスクトップ上にTourBoxのアイコンが出現。デフォルトではPCの起動でこちらも自動で立ち上がります。
インストールが終わればソフトウェアをクリックして起動します。Bluetooth接続なら本体の電源を入れてペアリングボタンの長押し。
付属のケーブルで有線接続もOK。TourBox EliteがPCに接続されると小さなLEDが光ります。
接続すると真っ先にファームウェアのアップグレードが始まり、完了すると使用可能になります。ここまでとても簡単ですぐに終わります。
さて、こちらがまっさらの初期画面。
愛用のアプリを使いやすくできるようプリセットを作成する作業の始まりですが、初期状態でPhotoShop、Lightroom、Premiere-Edit、Premiere-colorの4つが登録されてます。
私はどれも使ってないので、プリセットの新規作成からカスタムプリセット、試しに使っている動画編集ソフトのPowerDirectorを作成してみました。
アプリごとにプリセットの数は増やせますし、同一アプリに対して複数のプリセット作成もできるので、1台のTourBox Eliteを数人で使い回すこともできちゃいますね。
また公式サイトからは他のユーザーにより公開されたプリセットのダウンロードも可能。
設定が面倒と思う時にはこちらから探してダウンロード、ソフトウェア側からファイルをインポートすればスタートまでの時間をグッと短縮できます。
TourBox Eliteの使用感
使い始めてハプティックフィードバック機能に心躍りました。
ゲームのコントローラーのような振動で実際にものに触れたようなリアル感を与えてくれる機能で、ダイヤルを回すとカチカチと振動が伝わります。
強度や変化量をアプリごとに設定できるので、イラストや写真の拡大や回転などに割り当てて使うととても楽しい。
とまぁこんな感じで使い始めたのですが、キーを割り当てて実際に使い始めてふと思ったのはまぁまぁ慣れが必要だということ。
初めてのゲームで操作がおぼつかない感じになるので、最初は余計時間がかかるくらい。徐々にキーを増やして使いやすくカスタマイズしていきたいところ。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)で使用
そういえば中学生の娘がクリスタでイラストを描いているので、設定からなにまで丸投げして託してみた。
後日様子を見に行くと普通に使えている。
クリスタは公式サイトでプリセットが公開されているためダウンロードしてあっさりできたとのこと。
使いこなすには少し時間がかかりそうとは言うものの、「これ慣れれば超やりやすい」と自信満々で、TourBox Eliteは娘のものになりそうな予感がしている。
既に私より使いこなせています。
右手がペンに集中できてかなり捗るようだ。
まとめ
Bluetooth接続に対応したTourBox Eliteのレビューでした。ポテンシャルが絶大で慣れれば作業効率のアップは間違いありません。
TourBox Neoからの買い替えによるメリットはワイヤレスとカラーチェンジくらいですが、新たに左手デバイスを検討する方には良き買い物。