こんにちは~。発売前から話題もりもりだった噂のアイコス新型イルマを使ってみたのでレビューです。
先行販売もありましたが全国発売されたのは2021年9月2日のこと。
2モデルが同時に発売されまして、IQOS ILUMA(アイコス イルマ)とIQOS ILUMA PRIME(アイコス イルマ プライム)がこの度の主役です。
どちらもスタンダードモデルIQOS3 DUOの進化版。簡潔に伝えると2点の改良で使い勝手が飛躍的に上昇してます。
- オート加熱で操作不要
- ブレード廃止で掃除不要
吸い応えやスペックは前モデルとほぼ変わりませんが、見た目と使いやすさで最強になりました。
左:IQOSイルマ・プライム 9,980円
右:IQOSイルマ 6,980円
発売記念にどちらも購入しました。お値段に3,000円の差があるものの違いはデザインと重さくらい。
デュオを色濃く踏襲したIQOSイルマよりも、ブランドチックでインテリア性の高いIQOSイルマ・プライムがお高い設定です。
IQOSイルマは何が変わった?
IQOSイルマとIQOSイルマプライムにはアイコス独自の加熱技術であるスマートコア・インダクション・システムが採用されてます。
アイコスで馴染み深かったブレードが廃止され、代わりにスティック側に金属片を埋め込んだのが大きな特長です。
誘熱体はスティック1本ごとに埋め込まれ、本体コイルから磁気を発生してたばこ葉を内部から加熱する仕組み。
イルマ専用スティック「テリア」
誘熱体をたばこ葉で覆い、先端を密閉して両面をフィルターのような見た目にしたのが専用スティックのTEREA(テリア)です。
この新加熱技術によるメリット。
- ブレード折れの心配不要
- たばこ葉のカスが出ないので掃除不要
- たばこ葉が密閉されたためニオイが低減
加えて新システムのオート加熱機能が搭載されたことにより、スティックは挿しこむだけで加熱がスタートする仕組みです。
注意点
1つ気を付けてもらいたいのはIQOSイルマシリーズは従来のIQOS3DUO/IQOS3MULTI/IQOS2.4PLUSとの互換性は全くありません。
金属片の無いマールボロとヒーツはイルマでは加熱が出来なく、金属片のあるテリアはこれまでのIQOSでは故障の原因になるため使えません。
テリアスティック11種類は新たに生み出されたイルマ専用ブランドで、価格は1箱580円になります。
※現在では50円安い「センティア」も人気
IQOSイルマとIQOSイルマプライムのスペック比較
従来モデルのIQOS3 DUOを交えて比べていきましょう。
IQOS3DUO | 6,980円(生産終了) |
IQOSイルマ | 6,980円 |
IQOSイルマプライム | 9,980円 |
スペックはほぼ同じで満充電にかかる時間はむしろ増加しています。
IQOSイルマ/イルマプライム | IQOS3デュオ | |
ブレード | なし | あり |
自動加熱 | あり | なし |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
連続使用 | 2回 | 2回 |
使用回数 | 20回 | 20回 |
予熱時間 | 20秒 | 20秒 |
喫煙時間 | 6分/14パフ | 6分/14パフ |
充電時間 | 135分 | 120 |
ホルダー充電 | 1本分:1分50秒 2本分:5分15秒 | 1本分:1分50秒 2本分:5分15秒 |
動作温度 | 0~40℃ | 0~50℃ |
ブレードなしや自動加熱の有無が大きな進化になってます。
ホルダー | チャージャー | |
IQOS3デュオ | 92.27×14.42mm 22g | 114.7×46.3×22.88m 108g |
IQOSイルマ | 101×14.5mm 30.5g | 121.5×47×23.4mm 116.5g |
IQOSイルマプライム | 101×14.5mm 30.5g | 117.2×44.7×22.2mm 141g |
従来よりもサイズと重さで勝ります。
2022年3月にはアイコスイルマワンが発売してます。
IQOSイルマのレビュー
パッケージが厚紙に巻かれて内側に使用方法が記載されてます。別途説明書もあるのでこれはゴミになりそう。
シンプルでもしっかりした箱と説明書一式。
パカッと開くとホルダーとチャージャー。カラーはペブルグレーです。
他にはモスグリーン、ペブルベージュ、ペブルグレー、アズールブルー、サンセットレッドの計5色が用意されてます。
付属品はIQOSイルマ本体、USB Type-C充電ケーブル、ACアダプター、説明書。
ACアダプターがなんだか可愛くなってます。
外観
高さはサイズアップ。デザインはIQOS3デュオそのままで、充電ポートやボタン、LEDの位置まで全く同じ。
手触りは少しざらざらでしっとり。滑りにくく手に馴染む感覚です。
艶を消したマットな素材でのっぺりとした単色ではないためか、同じフォルムでもデュオより高級感があります。
側面の物理ボタンとLEDインジケータ。
Type-C充電ポート。
充電中はLEDの長さで残量が分かります。丸いLEDは2つ点灯していればホルダーの充電2回分をストックです。ボタンを押せばいつでも確認できます。
ドアカバーはマグネット式。別途アクセサリーの購入でカスタマイズの対象です。
ドアカバーの下部を押すとひょこっと飛び出るホルダー。
マグネット式で本体に固定される仕組みです。
ブレードのないホルダー
ホルダーも長くなりました。デュオとはデザインが異なり加熱キャップが廃止されてます。
底部は接点でチャージャーに格納すると充電がスタートします。
進化したのは挿入口の方で、まずブレードの廃止。内部が汚れないのでメンテナンスフリーになりました。また先端のリングは別途アクセサリーの購入により、取り外してカスタマイズできます。
チャージャー同様に2つのLED点灯は2本分の充電ストックを意味します。取り出したとき、ボタンを押したとき、またはホルダーを傾けたときにLEDが点灯します。
スティックは挿入するだけで自動加熱
テリアのリッチレギュラーでお試し。
本来ここにたばこ葉が見られるはずがテリアの場合はフィルターで蓋がされてます。まさかこんなタバコが生み出されるとは…。
フィルター上に印刷されたラインまでスティックを挿入すると自動加熱のスタート。抜くだけでオートストップです。(ボタン長押しでも強制終了)
セットすると振動してLEDライトが点滅。待つこと20秒で予熱が完了し、振動してLEDが点灯すれば喫煙ができる状態です。
とても楽。
使用時間は6分間。もしくは14回の吸引で、残30秒か残2口になるとホルダーが2回振動してLEDが点滅。
最後はひっそりと消灯して終了です。
・喫煙中にホルダー上部を指でトントンするとブブッ。ブッ。などとアバウトに残りの喫煙回数を教えてくれる。
・ボタン長押しでも加熱は可能ですが、自動加熱が正常に作動しなかった場合などに使うもの。
使用済みテリアスティック
ホルダー内部に凹凸があるためスティックにくっきりと跡が残ります。スティックは喫煙中に動くとオートストップ機能が働くので、がっちり固定されるようです。それよりも喫煙後のスティックが全く焦げてないのに驚き。
確認してみるとたばこ葉は内部からしっかり加熱されてました。ペラペラの金属片がこんな感じで1本ごとに埋め込まれてるわけですね。
IQOSの弱点だった「ブレード折れ」と「面倒な掃除」が見事に改善されまして、疑うことなくIQOS史上最高のデバイスへ進化したと実感。
※使用済みスティックは従来と変わらず廃棄してOK。
IQOSイルマを使ってみて
まず毎度のこと新モデルをリリースする度に高級感に驚かせられます。今回も見た目がグッド。そして自動加熱とブレードの廃止で使い勝手は最高です。
喫煙してみたところ吸い応えは従来よりも少しだけ軽め?と感じることもありますが、ほぼ変わらないと思います。
ニオイはまぁ弱くもないですが、たばこ葉が剥き出しにならないため確実に低減されてるのは事実。
加えて大きなメリットが喫味で、焦げやヤニで汚れないためデバイスがいつでもクリーンな状態。ということは、使い込んでも新鮮でマイルドな味が継続されます。
IQOSイルマ・プライムのレビュー
こちらIQOS ILUMA PRIME(アイコス イルマ プライム)です。
イルマとはデザイン性が違うだけで3,000円も高いのですが、それに見合った高級感が味わえます。
こちらサクッと紹介します。
異なるのはデザインくらいと言ってもそのデザインがだいぶ違います。
柔らかめの革素材がマグネット式で蓋になってます。見た目は眼鏡ケースや財布のような感じで加熱式たばこデバイスには到底見えません。
ホルダーもマグネットで固定されてます。
どちらも使ってみた感想はホルダーの着脱の仕方に差があるくらいで、どっちが使いやすいとかハッキリした差はないかと思います。
完全に見た目で選んで良いでしょう。
個人的にはですね、アイコスイルマで十分なんですけど、女性にプレゼントするならイルマプライムかな。おしゃれなデバイスを使ってもらいたいなと。
画像で比較
IQOS3デュオから乗り換えるべき?
乗り換えるべき(`・ω・´)!!
と自信を持って言えるほどの進化で、使い勝手を考えたら完全にIQOSイルマです。1度使うとIQOS3デュオに戻ることはないでしょう。