メーカーのHysureから販売される除湿器T8PLUSを使ってみたのでレビューしていきます。
Hysure-T8PLUSはタンク容量2Lの除湿器。24時間あたり約750mlの除湿量のため、頻繁な排水の必要がありません。
小型の除湿器で使い方も簡単なため、スポット的な役割での使用がおすすめです。今回は洗面所をメインにして使った感想になります。
小型の除湿器で省エネタイプ
付属品は電源ケーブルと説明書
除湿器にも種類があってコンプレッサー式やデシカント式などが一般的。
コンプレッサー式は省エネで夏場に強いが動作音の大きさはデメリット。デシカント式は冬でも使えるが、ヒーターを利用するため夏場には不向きで消費電力も大きいです。
国内メーカーの除湿器をみると大型の製品でどっしりと構える製品が主流。乾燥風を当てて室内干しの効率をあげる衣類乾燥機能が当たり前に付いてきます。
1日の除湿量は10Lオーバーの製品も珍しくなく、そのぶん本体価格は優に1万円を超え、消費電力も100Wを軽く超えてきます。
HysureのT8PLUSは高さ37.2㎝のスリム設計で、重さ約2.4kgの片手で楽々運べるタイプ。湿気が気になるクローゼット、洗濯物を干した際には付近に持っていけるなど利便性に優れた製品です。
当初こちらの製品はコンプレッサー式だと思ってましたが、調べていくとどうやらペルチェ式除湿機というらしい。
参考までに下記がスペックです。
サイズ | 37.2×15×22.8cm |
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タンク容量 | 2000ml |
重さ | 2.39Kg |
消費電力 | 40W |
除湿量 | 750ml/日 |
適用面積 | 12~15畳 |
運転音 | 30dB以下 |
スペックだけ見て言わせていただくと、除湿量の数値が低い代わりに消費電力40Wという圧倒的な省エネタイプの除湿器です。
ペルチェ式除湿機は除湿能力が低いぶん電気料金が安く収まるわけだ。
40Wを1日12時間使った場合の電気代は10.8円。
ちなみにシャープ売れ筋の除湿器CV-J71Wは1日あたりの消費電力190Wで1日当たりの除湿量は7L。
約10倍の除湿量を得る代わりに5倍近い電気量がかかることになります。
T8PLUSは使い方が超簡単
複雑な設定なしに使用できるのはメリットでもありますが、ここまで簡単だとは思いませんでした。
上部に運転ボタンのみ搭載。押す度にオンとオフを繰り返すだけで、他の操作は一切なし。強弱もなければタイマーも。
押して放ったらかしにして定期的に排水するのみです。
室温30℃、湿度80%の場合で1日最大約750mlの湿気が吸収できるので、じめじめした日でも3日近くは放置できる計算です。
仮に見過ごしてタンクが満水になっても、自動で運転が停止されるので心配はありません。上部のLEDは緑色から黄色に変わります。
満水になると蓋裏に付けられた浮きが上がってスイッチを押すようだ。
蓋には排水口が設けられていますが蓋を開けた方が確実に早いです。
やることと言えば排水と定期的なフィルターの掃除くらい。
本体を倒してスライドして引き出す仕組み。湿気を含んだ空気を取り込んで乾燥した空気を両サイドから排出するので、埃をキャッチする役割です。
そこまで汚れるものではないので気が向いた時にでもチェックしてみましょう。
洗面所に置いてから2日間
我が家では洗面所とクローゼットで使用することにしました。
理由としては12~15畳対応でも除湿能力が低めというのもあり、リビング向きでもないかな?と思った次第。
さらに運転音は30dB以下とありましたが、生活音のない場所での音は確実に気になるレベル。少なくとも寝室に置くのは無理です。
また単純にリビングはこの時期湿度が低いので、今現在だと洗面所とクローゼットに欲しいから。
特にクローゼットは結露のためカビが発生しやすいため、季節問わず水とりぞうさんが置いてある場所です。
こうした省スペースに容易に置けるのがペルチェ式除湿機のメリットでしょう。
さて、洗面所にて24時間経過後のタンクを引っ張り出してみると、確実に水がたまってるであろう形跡を発見。
このシーズンにしては思ったよりも除湿されてるのを目の当たりにして見直した瞬間です。
熱を発することもなく至って順調なので、このまま使用することさらに24時間後。
徐々に増えてます。しっかり働いてくれてますね。
1日当たり最大750mlの除湿量でも効果はありますし、狭い空間にでもこれだけの水分があるのかと驚きです。そりゃ対策しないとカビるわけですよね。
ちなみに使い捨ての水とりぞうさんの除湿量は1つ550ml。継続的に使うのなら除湿器にした方がお財布にも優しいです。
まとめ
コンパクトな除湿器Hysure-T8PLUSのレビューでした。
・本体価格が安い
・電気代が安い
・使い方が簡単
・移動が簡単
ハイスペックな除湿器探しには無縁の本機ですが、洗面所や玄関、クローゼットなどスポット的な使用におすすめです。
リビングとは別にサブの除湿器としても良さそうです。