2021年12月にAfterShokzは改名されて「Shokz」に変更になりました。
2022年、Aeropexは販売終了になり急速充電を搭載したShokz OpenRunが17,000円台のリーズナブルな価格で発売開始。
またAeropexの後継機としてShokz OpenRun Proが登場しています。
骨伝導イヤホンでお馴染みAfterShokz(アフターショックス)から新モデルが発売されました。既存のAeropexは今でも愛用しているだけに楽しみ。
今回は簡単な接続でテレビの音声を楽しめるというもの。
そのためテレビ用のBluetoothトランスミッターが付属され、Bluetooth非搭載のTVでもワイヤレス化を実現できます。
トランスミッターとヘッドホンはペアリング済みの状態で届くため、コードをテレビに差し込むだけですぐに使えるお手軽セットと言ったところです。
「周囲を気にせず自分だけでテレビの音を聞きたい。」
といった願いを叶える「AfterShokz骨伝導ワイヤレスヘッドホン テレビ用トランスミッター付き」を紹介します。
ちなみに本記事で紹介しているAS801-ABT01も公式サイトで販売が終了しています。
骨伝導イヤホンはAeropexをベースに改善
こちらはAeropex。付け心地が良くて走ってもズレとか落下が全く気にならない安定感。耳穴を塞がないからヘッドホンをしていてもしていないような感覚です。
会話も音楽も自然でスムーズだから子供と散歩する時などとても活躍してます。
新製品の「骨伝導ワイヤレスヘッドホン(テレビ用トランスミッター付き)」AS801-ABT01はこのAeropexとフォルムが全く一緒。
なんか違いはあるのかな?
と大事なところですが、単にトランスミッターが付属されただけではなくAeropexをベースにしつつ改善されてます。
その改良点が「aptX」サポート
Aeropexは標準コーデックSBCのみでしたが、新製品の骨伝導ワイヤレスヘッドホンは新たにaptXに対応。
SBCより高音質&低遅延なためテレビや動画視聴により適した製品です。
AS801-ABT01レビュー
トランスミッター付きなだけに大きなパッケージ。
お値段は税別23,880円。既存のAeropexは19,998円ですが改善とトランスミッター分を考えれば価格アップは納得のところです。
Aeropexは販売終了して現在のOPENRUNになり、17,880円(税込)で販売中。
付属品
控えめに言って付属品は多いですが難しく考えないで大丈夫。
ヘッドホン本体とBluetoothトランスミッターをメインに、2年間の製品保証書と説明書。番号1~4はトランスミッターとテレビを繋ぐために必要なもの。
- micro USBケーブル(電源供給用)
- OPTICAL AUDIOケーブル
- AUX/3.5mmオーディオケーブル
- RCAオーディオケーブル
トランスミッターは充電式ではないのでUSBは必須として、他3本あるケーブルの中から好みの接続方法を選びます。(RCAは3.5mmと連結して使います。)
さらに専用シリコンケースの中にも付属品。
こちらはヘッドホン用。
専用のヘッドホン充電ケーブル、耳栓、説明書。
耳を塞がず解放感が良き骨伝導ですが、耳栓をしてヘッドホンのイコライザーを変更すればまるで密閉型ヘッドホンをしてるかのような感覚に。
たまの集中したいときに良いですね。
スペックと外観
型番AS801のAfterShokz骨伝導ヘッドホンとABT01のトランスミッター。AeropexはAS800になります。
Bluetooth.ver | 5.0 |
重さ | 26g |
連続再生時間 | 8時間 |
充電時間 | 2時間 |
待機時間 | 10日間 |
送信最大距離 | 30m |
対応プロファイル | aptX,A2DP,AVRCP,HSP,HFP |
防塵防水 | IP67 |
バッテリー容量 | 145mAh |
周波数特性 | 20Hz~20KHz |
感度 | 105±3dB |
マイク感度 | -38dB±3dB |
電圧 | 5V±5% |
保証期間 | 2年 |
本体は26gと軽いですが連続再生8時間。1日たっぷり使用できるバッテリー容量を備えてます。
スタイリッシュな外観と操作性はそのままですがカラーはコズミックブラックのみ。
装着方法は後頭部を通して耳に引っ掛けるように。
メガネを逆にかける感じですね。一般的なヘッドホンとは違って存在感は控えめで、さりげないところがカッコいい。
左側のファンクションボタンで再生や曲送り、電話に出るなどの操作が可能。ちょっと見えないですが右側には小さな穴が2つあってマイクを搭載してます。
こちらも右側。装着すると耳の裏あたりにくるこの部分では電源ON/OFFや音量調節ができます。
充電端子は剥き出しでもIP67の高い防塵防水規格にクリア。水没しても問題ありません。
専用の充電ケーブルはマグネット式でカチッとハマり、問題なく開始されるとLEDが赤く点灯します。
防水仕様ですが端子が濡れたままの充電は危険。ただ安心できる漏電防止アラートが搭載されていて、端子に汗や液体が付着していた場合はLED、振動、ビープ音でお知らせする徹底ぶり。
こちらがAfterShokzのBluetoothトランスミッターABT01。
中心に音量調節ボタン。手前にはヘッドホン用に1と2のボタンが搭載されていて、2つのヘッドホンを同時に接続可能。
1には同梱のヘッドホンが既にペアリング済みで、必要に応じて第2ボタンに別のヘッドホンをペアリングすることができます。
これで気分によってヘッドホンを代えたりテレビの音声を2人でシェアすることも。
背面には電源スイッチと入力端子。
コンパクトでほんと軽い。テレビ台の省スペースにちょことんと置いとけます。
テレビへの接続方法
USBケーブルは電源供給に必須。出力先はテレビ側の端子を使えればケーブルがスッキリして良きですが、対応していなければ別途USBアダプターがあればコンセントでもOK。
我が家のPanasonic製テレビは対応できました。
これとは別に音声伝達のためにOPTICAL、AUX/3.5mmオーディオケーブル、
AUX/RCAオーディオケーブルの選択肢。
接続できれば何でもOKで、3.5mmのヘッドホンジャックならほぼ全てのテレビに搭載されてます。
光デジタル端子(OPTICAL)の方が優秀ではあるけど音の違いを判別できるほど私が優秀ではありません。
無事2つのケーブルを接続してトランスミッターの電源を入れ、ヘッドホンの電源を入れるとすぐさまテレビの音声が聞こえてきました。
ペアリング済みなのでほんと簡単です。
トランスミッターのインジケータではAUXでの入力、コーデックはaptX、第1ヘッドホンでBluetoothに接続しました。の意を検出。これも分かりやすくて良いですね。
光デジタル端子を使うとちゃんとOPTICALが点灯しました。
ペアリング自体も簡単なんですけど、良く分からない場合でも物理的に行うケーブル接続だけで設定完了までいけるのが、骨伝導ワイヤレスヘッドホン(テレビ用トランスミッター付き)のメリットの1つ。と、まとめます。
ワイヤレスを使わない時は背面の電源を切ってもそのままでも問題ありません。トランスミッターとヘッドホンをオフにしても、再び双方をオンにすれば素早く「接続されました」と骨伝導ヘッドホンから聞こえてきます。
とてもスムーズ。
使ってみた感想
ヘッドホン自体の使い勝手はAeropexと変わらずで、長時間使っても疲れ知らずで痛くなることもありません。
テレビ用に改善されたaptXのおかげで音質や遅延も文句なし。テレビスピーカーと比較してみましたがBluetoothでもズレを感じません。
テレビ、動画、ゲームでも私の普段使いに支障はなかったです。
大音量で聞くと流石に多少の音漏れはありますが許容の範囲内。それで迷惑に感じる人はいないでしょうし、そこまで爆音で聞きません。
テレビ側の設定次第では音声をヘッドホンのみにすることや、ヘッドホンとテレビスピーカーの同時出力等できるのでお好みで設定してみましょう。
自分だけで音声を聞いてもOKですし、リビングで家族が普通にテレビを見ていて、ちょっと離れたところからヘッドホンからハッキリ音声を聞く。なんてことも可能です。
隣の部屋やトイレに言っても途切れることはありませんでした。
第2ヘッドホンボタンの使い道
トランスミッターにもう1つペアリング。第2ボタンを2秒長押しするとペアリングモードに移行し、接続したいヘッドホンもペアリングモードに。
使い道は様々で、ヘッドホンでもイヤホンでも。
なんならスピーカーでもいけます。
自分だけで音声を聞きたい日もあれば、スピーカーを使ってみんなで迫力ある映画鑑賞を。なんて真逆の使い方もできます。
またトランスミッターはテレビに限らずパソコンへの接続も可能で、楽しみ方は工夫次第。
テレビだけではもったいない
オープンイヤーで外部音を自然に取り入れる骨伝導。しかも防水防塵機能でアウトドアやスポーツにも向いてます。
これをテレビ専用とするには勿体ないと感じるのは当然のことで、もちろん普通のヘッドホンとして使えます。
トランスミッターの2台同時接続に加えて、ヘッドホン自体もマルチポイントに対応。もう1つの接続先をスマホに向ければ出先でも音楽を愉しめます。
AfterShokz骨伝導ヘッドホンAS801-ABT01まとめ
AfterShokz AS801はaptX対応で高音質と低遅延。サクッとテレビに接続できて使い道が豊富でした。
骨伝導の魅力は音楽を聴きながらでも会話に全く支障がありません。家族と会話しながら。外で使う場合でも遮断してしまうと危険となる音をキャッチ。
この解放感とナチュラルな付け心地、そして使い勝手を是非とも体験して欲しい。新しい世界を知れた時は嬉しいものです。