こんにちは。本格的なノイズキャンセリング(ANC)機能を備えたMu6に進化版となるMu6 Space2が登場しました。
Mu6は当ブログで2019年に紹介してますが、1万円台でも本格的なノイキャン性能だと話題になったヘッドホンです。
スイッチ1つで別世界にでも入ったかのような素晴らしい体験が出来ました。
今回は愛用品の進化版登場に心躍ったわけで、前モデルとなるMu6 space1との比較を交えて紹介していきます。
※本記事はメーカー様提供の元レビューしております。
Mu6 Space2レビュー
Mu6 Space2のパッケージ。
付属品の変更と折りたたみ構造のおかげでかずいぶん小ぶりになりました。
付属品
なかなか強固な収納ケース付き。
本体がジャストフィットする無駄のないつくり。おかげでコンパクトで持ち運びに優れてます。
収納ケース含め、space2本体、USB type-C充電ケーブル、3.5mmオーディオケーブル、説明書の4点。
外観と仕様
カラーはブラックのみ。見た目以上に光沢は抑えられ、落ち着いた外観と重厚感による高級感も良い感じ。
space1と並べてみました。
丸みが強くなって第一印象ではちょっと可愛らしくなったと感想です。またヘッドバンドの形状がだいぶ異なりますよね。これが素晴らしき改良点で、頭頂部への圧迫感が劇的に解消されました。
イヤーパッドの内側にはどどんとL/Rの表示。分かりやすい。
そのイヤーパッドはさらに柔らかくなりました。低反発ですが弾力が抑えられたことで耳への圧迫感も減少。
ヘッドバンドとイヤーパッドの改良で装着感がまるで違います。接点になる頭と耳への負担が緩和されて痛みも疲れもありません。
これだけのことですが大事な要素で、まだまだ使えるspace1を使わなくなるほどに快適。。装着感ってマジで大事なんだなと思った瞬間です。
ペアリング方法
初めて電源を入れると赤青点滅のペアリングモードから開始します。スマホやPCのBluetoothをオンにしてMu6 space2の接続。以降は電源を入れるだけで自動で接続されます。
同時に2つのデバイスに接続できるのが便利ですね。私の場合スマホとPCを接続して使ってます。
L側イヤーカップの操作
左のイヤーカップにはオーディオポート、充電用Type-Cポート、電源ボタン、ノイズキャンセリング(ANC)ボタンを搭載。
- 電源ボタンは長押しでON/OFF。スタンバイ中の1回押しではアナウンスによる充電残量が把握できます。
- 通常電源を入れるとANCはオンの状態で、押すごとにオフ、トランスペアレンシーモードへと移行します。
ANC機能は外部の騒音を低減。トランスペアレンシーは外部音を積極的に取り入れる機能で、集中したい時と外部音を気にかけたい時で使い分けができるようになってます。
またイヤーカップを手のひらで覆うと「スマートタッチ&トーク」が作動。急に話しかけられた時など即座に反応できるもので、手のひらで覆った時のみ外部音が聞こえるようになります。
R側イヤーカップは3Dタッチに対応
曲送りや音量調節はボタンではなくタッチセンサー対応。
下へなぞれば音量ダウン、右へなぞれば次の曲へ。中心をタップすれば再生/停止。こんな感じ。
見えない状態だと多少慣れも必要で好き嫌いも出そうですがスマートですよね。個人的にはボタンよりも直感的に分かりやすいと思いました。
装着時だと音量アップは上で次曲が前へ。感覚的な問題で覚える必要がないのでメリットに感じました。
着脱による自動停止と再生機能
L側のセンサーでヘッドホンの着脱を判別し、外せば停止、付ければ再生を自動化してくれます。短い間隔での再生と停止にとても便利。
専用アプリでカスタマイズ
専用アプリ「Mu6 Space2 Connect」は是非ともインストールしましょう。Mu6 space1とspace2どちらにも対応しています。
Mu6
Scenes Sound Digital Technology (Shenzhen) Co., Ltd.無料posted withアプリーチ
こちらのアプリでできること下記4点。
- ANCの強度変更
- 自動シャットダウンON/OFF
- オート停止/再生のON/OFF
- 設定のリセット
ノイズキャンセリングの強度で結構変わります。お好みに合った設定をどうぞ。
音質とノイキャン効果。使用感。
対応コーデックはapt-x/aptX-LL/AAC/SBC。デバイスを選ばず高音質で低遅延なため、動画やゲームにも使えるワイヤレスヘッドホンです。
ドライバーはダイナミック40mm。高音よりもどちらかと言えば低音と重低音が素敵に聴こえます。が、総評してうっとりするほど綺麗な楽器と歌声です。
装着感
個人的に100点満点だったのがこれ。未だかつてここまで疲れ知らずで違和感のないヘッドホンを経験したことがありません。オーダーメイドかと思うほどで感動しました。
ノイズキャンセリング効果
Mu6 space1でも素晴らしいと絶賛しましたが確実に上をいくものでした。これが2万円以下で買えるのなら凄いです。
ノイズなく環境音を低減するのは同じですが、space1では長時間使用したときにストレスを感じたんですよね。
space2はANCをオンにすると実にスムーズに別世界へ運んでくれます。圧迫感やストレスをまるで感じないので長時間付けてもへっちゃらです。
1度経験してもらいたくなる素晴らしいノイキャン効果。
Mu6 Space2とMu6 Space1の比較
Mu6 space2はMu6と比べて何が変わったのかが真っ先に気になったんですけど、ポイントはハイブリット式ノイズキャンセリングであることに変わりありません。これがMu6シリーズの最も大きな強みでしょう。
最大96%の騒音をカットできる優れた性能は、価格以上のANC性能といったところです。
前モデルとの比較は下記のとおり。
Mu6 Space2 | Mu6 Space1 | |
ANCピーク値 | 40dB | 35dB |
bluetooth | 5.0 | 5.0 |
ドライバー | ダイナミック40mm | ダイナミック40mm |
コーデック | apt-x/aptX-LL/AAC | aptX-LL/AAC |
通話用マイク | CVCノイキャン | CVCノイキャン |
バッテリー | 800mAh | 1000mAh |
充電時間 | 4時間 | 2時間 |
充電ポート | Type-C | micro-USB |
連続再生 | ANCオン20時間 ANCオフ25時間 | ANCオン24時間 ANCオフ35時間 |
通信距離 | 10m | 10m |
重さ | 290g | 305g |
充電時間が増えて連続再生時間の減少に「おや?」と思いましたが性能は確実に向上している様子。
対応コーデックからみるとiPhoneでもAndroidでも低遅延の高音質。-40dBは電車内の騒音が図書館内の静けさまで変化するレベルです。
また数字以外の改良を含めた進化をまとめてみました。
- ノイキャン性能の向上
- 装着感の向上
- 折りたたみ構造へ改良
- 有線接続に対応
- 2台同時接続に対応
- ソフトウェアとスピーカーの改善
性能の向上はおいといて、Mu6 space1で残念なポイントだった有線と2台同時接続への未対応をきっちり改良してきたところが嬉しい。
それでも1つだけ残念だったことを言えば、付属品だった素敵な充電スタンドが廃止されたこと。これ↓
これだけでも価値を見出せる製品でしたね…。
Mu6 Space2 まとめ
特に気に入ったポイントを厳選すればここ。
- 疲れ知らずなヘッドホン
- ノイズキャンセリング効果
使い勝手は最高で、メインにするヘッドホンには最適でした。
本格的なANCを体験したい方!おすすめします。